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和名jp アヤメ
漢字表記 菖蒲(※)/文目
別名・異名
other name
ミズショウブ(水菖蒲)
古名
old name
ハナアヤメ(花菖蒲)
語源
etymology
和名は、外花被の基部に綾になった文様からと言われている。
属名は、ギリシャ語で「虹」の意。
種小名は、「血紅色の」の意。
学名sn Iris sanguinea Horn.
日光植物園にて↑
奥日光:戦場ヶ原にて↓
日光市:竜王峡にて↓
上3図撮影:GKZ↑
撮影者:東京都 山口米子様↓

撮影地:神代植物公園水生植物園
 
英名en Siberian iris
仏名fr iris des marais
独名de Iris
伊名it iris 
西名es cálamo
aromático
葡名pt iris
漢名ch 溪蓀
植物分類 アヤメ科アヤメ属
園芸分類 多年生草本
用途use 路地植え/鉢植え/切り花
原産地
distribution
日本/中国北部/朝鮮半島/シベリア
花言葉 神秘な人・よい便り
解説
description
アヤメはアヤメ科の多年草である。草丈30~60㎝。葉は剣状で、基部は鞘状となる。初夏に花茎の先に径8㎝程度の花を見せる。外花被は3枚で花弁の葉に垂れ下がり、基部は黄色と紫色の網目模様が見られる。内花被は細かく直立する。 
履歴 万葉時代には「アヤメ」とはサトイモ科のセキショウ(石菖)を指していた。かつては、ショウブとアヤメとは区別されていなかった。そこで、漢名の「菖蒲」にアヤメと読ませていた。江戸時代に入った頃から、ショウブは「菖蒲」とし、アヤメは「花菖蒲」と区別されるようになった。アヤメとハナショウブとが区別し、アヤメとして固定されるようになったのは18世紀以降ということになる。 
県花・国花 宮崎県:都城市花
大分県:日田市花
福岡県:瀬高町花
鳥取県:江府町花
兵庫県:大河内町花
新潟県:新発田市花
長野県:明科町花・諏訪市花・豊科町花
愛知県:東郷町花
山梨県:増穂町花
栃木県:高根沢町花
茨城県:潮来市花
千葉県:旧佐原市花
埼玉県:北川辺町花・菖蒲町花
福島県:会津高田町花・鏡石町花
宮城県:多賀城市花
山形県:長井市花
北海道:長万部町花
古典1 『伊勢物語』、『源氏物語』、『蜻蛉日記』、『和泉式部日記』、『新古今集』、『徒然草』、『太平記』、『近松浄瑠璃集』、『芭蕉句集』
古典2 『本草和名』、『大和本草』、『和漢三歳図会』、『物品識名』
成句 ・いずれが菖蒲杜若→区別のつきにくいことのたとえ。
季語
備考 ※「菖蒲」はショウブの古称であった。