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和名jp シロミナンテン
撮影:GKZ↑
撮影者:埼玉県・青木光一様↓

京都市・正伝寺にて
漢字表記 白実南天
別名・異名
other name
古名
old name
語源
etymology
和名は、白色の実を着けるナンテンの意から。因みに、ナンテンの語源は、漢名の「南天竹」或いは「南天燭」の音読みから。
属名は、属名は、和名の「ナンテン」のラテン語化から。
種小名は、「国内の、その土地産の、家庭的な」等の意を持つ。
変種名は「白実の」の意。
学名sn Nandina domestica var. leucocarpa
英名sn Yellow-fruited heavenly bamboo
仏名fr
独名de
伊名it
西名es
葡名pt
漢名ch 南天竹
南天燭(
植物分類 メギ科ナンテン属(一属一種)
園芸分類 常緑低木
用途use 路地植え/鉢植え/花材/薬用
原産地
distribution
日本(茨城県~九州)/中国/インド
本来的には、中国・インドが原産地で、渡り鳥が我が国に種子を運んだものが野生化した帰化植物と推測する説もある。
花言葉 私の愛は増すばかり、良い家庭
解説
description
シロミナンテンは、メギ科の常緑樹である。樹高は1~2m程度に。幹は多数叢生し、株を形成する。葉質は硬く、表面には光沢がある。葉には独特の芳香がある。葉は長い葉柄を持った2~3回羽状複葉。幹頂には葉が多数着く性質を見せる。6月頃白色で6弁の小花を多数見せる。本種は、ナンテンの変種で、実は、白色で、径5㎜前後。ナンテンは寒さに遭うと見事に紅葉するが、本種は紅葉しないのも特徴である。葉・実にはアルカロイドを含み有毒であるが、薬用植物としても重要な存在である。赤実よりも白実の方が薬用効果が高いという俗説があるが、迷信であり、薬用効果には差異が見られないという。
履歴 ①ナンテンの渡英は1804年のことで、ウィリアム・カーが伝えている。
②江戸時代観賞用として葉形の変化を楽しむブームが生じ、マツバランなどとともに古典園芸植物の典型的な存在でもある。
県花・国花
古典1
古典2 ナンテンの文献初出は、藤原定家『明月記』(1230年)である。
季語
備考 漢名はナンテンのものを参考のために掲載してあります。