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和名jp チクリンカ
  撮影者:東京都 中村利治様

撮影地:タイ・パタヤ地区     
漢字表記 竹林花?
別名・異名
other name
アルピニア・ニグラ
カー(タイ語名)
古名
old name
語源
etymology
和名については不詳。
属名は、イタリアの植物学者P.アルピニの名に因んでいる
種小名は「黒色の」の意。
学名sn Alpinia nigra (=Alpinia bilamellata)※
英名en
仏名fr
独名de
伊名it
西名es
葡名pt
漢名ch 黑果山姜
泰名th ข่า
植物分類  ショウガ科ハナミョウガ属  
園芸分類  多年生草本 
用途use 食用/薬用
原産地
distribution
日本(小笠原島固有種※備考欄参照)/ブータン/インド/スリランカ/タイ/中国
花言葉
解説
description
チクリンカは、ショウガ科の多年草である。原産地では、湿性化したギンネム林にゲットウと混生すると言われている。等しくショウガ科のゲットウと良く似ているが、葉先が丸いことと、全体的に小形である等の点で区別されている。草丈は1.5~3m程度となる。葉姿はショウガにも似ているがより大きい。葉は、長さ25~40㎝程度で、楕円状皮針形で、先端部は尖り、基部は鞘状に茎を抱き互生する。葉の上面は鮮緑色で光沢がある。裏面は色が幾分淡くなる。葉には厚味があり、主脈のみが明瞭。7~8月頃茎頂に円錐花序を出し、淡桃色の小花をつける。花後の果実は径1.2~1.5㎝程度の球形で黒熟する。 
履歴 個体数も少なく幻の花と言われてきたが、戦後の昭和48年(1973)に人家に近い水田跡で発見されている。しかし、その後の道路工事やダム工事により絶滅が危惧されていたが、昭和55年(1980)に地元の高校教諭によって再度発見されて現在にいたっている。 
県花・国花  
古典1  
古典2  
季語  
備考 チクリンカは長いこと小笠原島固有種とされてきたが、分子系統解析の結果Alpinia nigraと同一であることが判明している。そのために、学名もAlpinia nigraと改めることとされた。