検索名 | チョウセンニンジン | 撮影者:千葉県 三浦久美子様↑ 撮影地:東北大学薬用植物園 撮影者:東京都 山口米子様↑ 撮影地:星薬科大学薬草園 撮影者:東京都 中村利治様↑ 撮影地:都立薬用植物園 撮影者:神奈川県 池田正夫様↓ 撮影地:都立薬用植物園↑ |
和名jp | オタネニンジン | |
漢字表記 | 御種人参 | |
別名・異名 other name |
チョウセンニンジン(朝鮮人参) コウライニンジン(高麗人参) ニンジン(人参) |
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古名 old name |
カノニケグサ(加乃爾介久佐・加乃爾介久散) ニコタ(爾己太) |
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語源 etymology |
和名は、本来ニンジンと称してきたが、今日野菜として栽培流通しているニンジンに名が移ってしまったために、本種が、享保年間(1716~1735)に朝鮮の種子が渡来し、幕府の御薬園に植えられたことにより「オタネニンジン(御種人)」と呼び、今日流通しているニンジンと区別されたことによる。 属名は、Pan(=総て)とakos(=治癒)の二語による造語であり、本種の薬効から。 種小名は中国名「人蔘」の音読みから。 |
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学名sn | Panax ginseng | |
英名en | Chinese ginseng Korean ginseng |
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仏名fr | Ginseng | |
独名de | Ginseng | |
伊名it | Ginseng | |
西名es | Ginseng | |
葡名pt | Ginseng | |
漢名ch | 人蔘 | |
植物分類 | ウコギ科トチバニンジン属 | |
園芸分類 | 多年生草本 | |
用途use | 薬用 | |
原産地 distribution |
朝鮮半島~中国 | |
花言葉 | ||
解説 description |
オタネニンジンはウコギ科の多年草である。本種の根が淡黄白色の肉質で、先端部で分岐をし、その形状が人体に似ることから、ニンジン(人参)と命名された。(その他、「人参」の語源並びに野菜のニンジンとの関連等については別稿「ニンジンについて」の頁を参照されたい。)野菜のニンジンはセリ科であり本種とは全くの別種である。草丈は60㎝程度。茎頂に長柄を持った掌状複葉を輪生する。小葉は長さ7㎝程度の卵形~倒卵形となる。5~6月頃、茎頂に花軸を出し、先端部に淡黄緑色の小花を多数つける。秋に扁球形の果実が赤熟する。 | |
履歴 | 語源の項と重複するが、享保年間(1716~1735)に朝鮮の種子が渡来した、幕府の御薬園に植えられている。そこで「おたねにんじん(御種人参)」の名が生まれている。 | |
県花・国花 | ||
古典1 | 『出雲風土記』、『播磨風土記』、『近松浄瑠璃集』、『世間胸算用四』、『一茶句集』 | |
古典2 | 『本草和名』、『倭名類聚鈔』、『下学集』、『大和本草』、『和漢三歳図絵』、『物類品騭』、『物品識名』、『本草綱目啓蒙』 | |
季語 | ||
備考 |