和名jp | トガリバサザンカ | ↑撮影者:東京都 中村利治様↓ 撮影者:千葉県 三浦久美子様↓ |
漢字表記 | 尖葉山茶花 | |
別名・異名 other name |
カメリア・キッシー | |
古名 old name |
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語源 etymology |
和名は、本種の葉の先端部が尖っていることからの命名と言われている。 属名は、17世紀チェコスロバキアの宣教師でマニラに滞在し東洋の植物を採集したことで知られるG.J.カメルスの名に因んでいる。 種小名も人名に因んでいるものと推測されるが不詳。 |
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学名sn | Camellia kissi | |
英名en | ||
仏名fr | ||
独名de | 撮影地:小石川植物園 | |
伊名it | ||
西名es | ||
葡名pt | ||
漢名ch | 落瓣油茶 | |
植物分類 | ツバキ科ツバキ属 | |
園芸分類 | 常緑高木 | |
用途use | 油料(実)/製茶(葉) | |
原産地 distribution |
台湾、中国、ヴェトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー、ブータン、インド、ネパール | |
花言葉 | ||
解説 desxcription |
トガリバサザンカはツバキ科の常緑樹である。樹高は10~15m程度に。原産地の項に記した地の標高1000~2000m級高地に自生の見られるサザンカの一種である。中国名に「落弁油茶」とあるように、本種の場合、花弁が一枚ずつ落ちることを示している。つまり、我が国のサザンカと同様の散り方をすることが分かる。因みに、ツバキの場合、花弁が一枚ずつ散らずに、萼片も含め、花全体が落下することになり、その点で両者は区別もされる。葉は、長さ6~7㎝、幅3~4㎝程度長楕円形で、表面の光沢は薄い。掲載した写真に見られるように、葉縁には微鋸歯があり、先端部は鋭頭となる。和名に「トガリバ」とあるが、他のサザンカと比較しても特に葉先が急激な鋭頭となっているようにも見受けられない感を受ける。本種の場合、12~2月頃に、枝先の葉腋から白色で径3㎝程度の花を付ける。花は、花弁数5~6枚程で、平開し、微香がある。葉が小形であり、色合いも暗緑色であり、光沢も強くなく、花径も小さいということで、際だって鑑賞に堪える程ではないが、早咲き種であることから、他のツバキ属の仲間との交配親として用いられることは多いという。本種の場合、花を観賞するよりも、むしろ、椿油の精油の面で、より海外では知られているようである。 | |
履歴 | 我が国へは、昭和45年(1970)頃、米国経由で渡来したものと、その後に原産地であるインド・アッサム地方から渡来したものとの2系統が存在している。 | |
県花・国花 | ||
古典1 | ||
古典2 | ||
季語 | ||
備考 |