検索名 ダイウイキョウ(大茴香)   
和名jp トウシキミ
撮影者:東京都 中村利治様↑
撮影者:千葉県 三浦久美子様↓

↑撮影地:京都府立植物園↓
漢字表記 唐樒
別名・異名
other name
ダイウイキョウ(大茴香)
ハッカク(八角)
ハッカクウイキョウ(八画茴香)
スターアニス
古名
old name
撮影地:都立薬用植物園→
語源 和名は、中国産のシキミの意から。
別名は、その香りと種子の形状とからで、本来的には樹木名ではなく、種子を乾燥させたものに対する薬用名orスパイス名である。
属名のilliciumはラテン語で「誘惑するもの」の意。この種には芳香を持つものが多いことからという。
種小名は「本家の、正統の、純正の」の意。
学名sn Illicium verum
英名en Chinese star anise
Star anise
仏名fr
独名de
伊名it
西名es
葡名pt
漢名ch 八角
八角茴香
植物分類 マツブサ科(←シキミ科)シキミ属
園芸分類 常緑高木
用途use 薬用/食用(種子:スパイス)
原産地
distribution
中国江西省~ベトナム北部の国境地帯
花言葉
解説
description
トウシキミは、マツブサ科(←シキミ科)の常緑樹である。樹高は15m程度に。葉は長さ3~6㎝、幅0.8~2㎝の披針形で全縁、鋭頭、枝に互生する。葉には光沢がある。春(2~3月頃)或いは秋(10~11月頃)に葉腋から花柄を出し、その先に写真に見られるような花を下向きにつける。花には芳香がある。果実は長さ1.5㎝、幅1㎝程度の3角形の袋果が6~10個集まった集合果で、袋果は放射状に並び全体の形状は星型となる。各々の袋果は小舟状の形状で上向きに鈎曲する。熟すと裂け、褐色の種子を出し、特有の芳香がある。一般的に、中華料理等にスパイスとして用いられるのは本種の未熟な果実を乾燥させたものである。
履歴 薬品の芳香性健胃薬やインフルエンザ治療薬のタミフルの合成原料として用いられていることでも知られている。
県花・国花
古典1
古典2
季語
備考 本種の果実の形状は我が国にも見られるシキミと良く似ているが、シキミの場合、有毒なので注意を要する。