和名jp | モモ | ↑撮影:GKZ/拙庭にて↓ 撮影者:東京都 山口米子様↓ ↑撮影地:都立薬用植物園↓ |
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漢字表記 | 桃 | ||
別名・異名 other name |
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古名 old name |
モモ(毛々) | ||
語源 etymology |
和名の語源については諸説が存在する。 属名はギリシャ語のamygdala(=アーモンド、扁桃)を語源としている。 種小名は「ペルシャの」の意。 |
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学名sn | Amygdalus persica (=Prunus persica) |
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英名en | peach | ||
仏名frr | pêche | ||
独名de | phirsich | ||
伊名it | pesca | ||
西名es | durazno | ||
葡名pt | pêssego | ||
漢名ch | 桃 | ||
植物分類 | バラ科モモ属(←サクラ属) | ||
園芸分類 | 落葉中木 | ||
用途use | 果樹/切り花/生食(果実)/薬用(葉) | ||
原産地 distribution |
中国北部黄河上流地域 | ||
花言葉 | あなたに夢中、あなたのとりこです | ||
解説 description |
果実は球形で、表面に柔毛が密生する。果皮の地色は白色と黄系があり、前者を白桃、後者を黄桃と呼んでいる。果肉は柔らかく、果汁が多い。その内側に核と呼ばれる堅い殻がある。果樹としてではなく、花を観賞するモモも発達していて、江戸時代にはハナモモの品種が8種記録されている。Topicsの植物回想録の中に「モモについて」の記述があります。参照下さい。 | ||
履歴 | わが国へは、考古遺跡発掘出土品から弥生時代に渡来したと推測されている。現在の各種品種は、明治時代に中国から導入されたものが基本となっている。 | ||
県花・国花 | 岡山県花/岡山県:鴨方町花 和歌山県:桃山町花 大阪府:羽曳野市花 新潟県:刈羽村花 山梨県:笛吹市木 福島県:国見町花・桑折町花/福島市花 宮城県:蔵王町花 |
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古典1 | 『古事記』、『日本書紀』、『万葉集』、『落窪物語』、『枕草子』、『蜻蛉日記』、『宇津保物語』、『和漢朗詠集』、『梁塵秘抄』、『今昔物語』、『山家集』、『平家物語』、『徒然草』、『太平記』、『謡曲』、『近松浄瑠璃集』、『日本永代蔵』、『芭蕉句集』、『蕪村句集』、『一茶句集』 | ||
古典2 | 『延喜式』、『本草和名』、『和名類聚鈔』、『大和本草』、『和漢三歳図会』、『物品識名』、『本草綱目啓蒙』 | ||
諺 | ・一桃腐りて百桃損ず ・モモを取るなら虫を捕れ |
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成句 | ・桃李言わざれども下自ずから蹊(みち)を成す→徳のある人のところには自然に人が集まってくる の意。 ・桃おいどで聞いている→もじもじしながら人の阿話を聞いている様子を言う。 ・桃栗三年柿八年→芽生えてから結実するまでの目安を言っている。 ・桃の花咲けば鯉の口開く→暖かくなると鯉も泳ぎ出すの意。 ・皿に桃を盛る→不安定な様子のたとえ。 ・竹の台に桃を継ぐ→つじつまの合わないことのたとえ。 |
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俗信 | ・桃の虫は腹の薬 ・桃は暗闇で食え (どちらも桃には虫がつきやすいことから出来た俗信) |
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季語 | 春(花)/夏(実) | ||
備考 |
『パイプのけむり』 | 巻数 | 頁数 | タイトル | |
9 | 108 | 「崖」 | ||
10 | 6 | 「浴用料」 | ||
15 | 96 | 「佛の座」 | ||
16 | 196 | 「乗り越し」 | ||
18 | 76 | 「栗」 | ||
18 | 176 | 「飛鳥の里」 | ||
19 | 151 | 「含笑花」 |