←トップ頁へ

和名 コマツオトメ
↑撮影:GKZ/東京・上野恩賜公園にて↓

撮影者:千葉県 三浦久美子様↓

↑撮影地:上野公園・原木↓
漢字表記 小松乙女
別名・異名
古名
語源 和名は上野公園内の小松宮彰人親王銅像近くで原木が発見されたことによる。
属名はラテン語のcerasus(=桜樹)から。
種小名はフランスの植物学者E.Spach氏の名に因んでいる。
学名 Cerasus spachiana 'Komatsu-otome'
(=Prunus spachiana 'Komatsu-otome')
英名
仏名
独名
伊名
西名
葡名
漢名
植物分類 バラ科サクラ属
園芸分類 落葉高木
用途 庭木/公園・街路樹
原産地 日本
花言葉 心の美
解説 コマツオトメは、バラ科の落葉樹である。下欄に記したように、ソメイヨシノの母種とも推測されて以来一躍脚光を浴びることとなったエドヒガン系の園芸品種である。樹高はソメイヨシノよりも幾分小ぶりとなる。開花期は、ソメイヨシノよりも幾分早くなる。花色は微淡紅色で、花弁は5個。花はソメイヨシノによく似るが、花弁の先端部の紅色がより濃くなる。 
履歴 本種は上野恩賜公園内の小松宮彰人親王銅像近くで原木が発見され、元東京都公園課の西田尚道氏によって、小松宮銅像近くにあり、花が可愛らしく美しいので「コマツオトメ」と命名されたとのことである。
これまで、ソメイヨシノに関しては昭和40年(1965)に国立遺伝学研究所の故竹中要氏が発表した「オオシマザクラエドヒガンとの雑種で、伊豆半島に自然発生した」という説が定説とされてきた。しかし、平成19年(2007)の日本育種学会での千葉大学園芸学部の中村郁郎准教授(当時)と大学院生高橋弘子さんの研究グループによるDNA解析結果からソメイヨシノは父親はオオシマザクラで母親はコマツオトメであることが判明したとの発表がなされ一躍注目を浴びることとなった。
しかし、その後平成24年(2012)以降の研究結果では、コマツオトメはソメイヨシノの誕生よりも後年であると推測されている。 
県花・国花  
古典1  
古典2  
季語 春(サクラ)  
備考