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和名jp こまかげ
漢字表記 駒影
別名・異名
other name
古名
old name
語源
etymology
和名は、品種名から。
属名は、17世紀チェコスロバキアの宣教師でマニラに滞在し東洋の植物を採集したことで知られるG.J.カメルスの名に因んでいる。
種小名は「中国の」の意。
品種名については、「履歴」の項参照下さい。
学名sn Camellia sinensis var. sinensis f. 'Komakage'
英名en
撮影者:東京都 山口米子様
仏名fr
独名de
伊名it 撮影地:宇治市植物公園
西名es
葡名pt
漢名ch
植物分類 ツバキ科ツバキ属(←チャノキ属)
園芸分類 常緑低木
用途use 製茶
原産地
distribution
園芸作出品種(日本)
花言葉 追憶
解説
description
コマカゲは、ツバキ科の常緑樹である。本種は、宇治茶の園芸品種である。京都府宇治市には「宇治品種」と呼ばれる系統があり、本種は、その中でも「玉露」用の品種である。本種の特徴は、新葉は濃緑色の長楕円形で、大きさは幾分小さ目となり、葉質は柔らかい品種である。Topicsの植物回想録に「お茶について」の記述があります。参照下さい。 
履歴  宇治茶栽培に関しては、次のような逸話が残されている。
京都栂尾高山寺の明恵は、境内で茶の木を育て、それを茶の木栽培に適した気候風土の地宇治に移植させたという。 茶の木を与えられた里人は、どのような間隔で植えたら良いか迷っていると、明恵は、畑に馬を乗り入れ、その蹄の後に植えると良いと指示したという。これが、宇治茶栽培の始まりとされる。
因みに、宇治市にある黄檗宗総本山満福寺の総門前には上述の逸話を示す「駒蹄影園址碑(こまのあしかげえんあとひ)」がある。
宇治茶の品種「こまかげ(駒影)」は、上述の逸話に因んだ命名と推測される。
県花・国花 京都府:宇治市(宝木:チャノキ)  
古典1  
古典2  
季語 冬(花)  
備考