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和名jp オオトックリイチゴ  
漢字表記 大徳利莓  
別名・異名
other name
ヒラセイチゴ(平瀬莓)  
古名 
old name
   
語源
etymology
和名は大形のトックリイチゴの意から。因みにトックリイチゴは朝鮮半島や中国に自生する。和名に見られる「とっくり(徳利)」は果実の形状から。
属名は、rubusu(=赤)に由来している。実が赤いことから。
種小名は、履歴欄参照。 
学名sn Rubus × hiraseanus makino
 撮影者:東京都 山口米子様
英名en
仏名fr
独名de 撮影地:彦根城
伊名it
西名es
葡名ch
漢名ch 大酒壺草莓
植物分類 バラ科キイチゴ属
園芸分類 落葉低木
用途use 食用・薬用(果実)
原産地
distribution
滋賀県彦根市滋賀城:固有種
花言葉
解説
distribution
オオトックリイチゴはバラ科の落葉樹である。本種は、ナワシロイチゴと朝鮮半島や中国に自生するトックリイチゴとの自然交雑種と看做されている。春に茎を直立させ、樹高は2~2.5m程度となる。やがて、6~7月頃に、側枝を伸ばすと横臥し、枝の先端部が地に着くと、そこから発根して株となる。茎には鋭い刺がある。葉は奇数羽状複葉で、全体的には長さ20~25㎝程度となり小葉は5~7個となる。枝は茎に互生する。6月中頃に開花し、紅紫色5弁花をつける。7月頃に果実は淡紅色に熟す。食用可。 
履歴 本種は、明治27年(1894)11月に、牧野富太郎博士によって発見されている。その際は、茎葉だけだったので、当時彦根尋常中学校に勤務していた平瀬作五郎氏に標本の作製を依頼し、それをもとに牧野博士は新種と判定し明治35年(1902)に『植物学雑誌』代16巻に記載発表している。牧野博士は、学名の種小名に標本を作製した平野氏の名を献じ、自己の名は命名者としている。
発見者が牧野博士であり、その標本作成者が世界で初めてイチョウの精子を発見した平野作五郎氏であり、加えて、彦根城内だけに自生が見られるという貴重な存在と言える。 
県花・国花  
古典1  
古典2  
季語  
備考