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和名:jp ジャゴケ
漢字表記 蛇苔
別名・異名
other name
古名
old name
語源
:etymology
和名は葉状体の背面模様から。
属名はギリシャ語のconos(=円錐形)とcephale(=頭)の合成語からで、雌株生ずる雌器托が円錐形となる様子を示している。
種小名は「円錐形の」の意。
学名:sn Conocephalum conicum
撮影地:とちぎ花センター
英名:en Great scented liverwort
Snakeskin liverwort
仏名:fr Hépatique à large thalle
独名:de Kegelkopfmoos
伊名:it Conocephalum conicum
西名:es Conocephalum conicum
葡名:pt Conocephalum conicum
漢名:ch 蛇蘚
植物分類 ジャゴケ科ジャゴケ属
園芸分類 苔類
用途use 薬用
原産地
distyribution
日本を含む北半球全般
花言葉
解説
description
ジャゴケはジャゴケ科の苔類である。雌雄異株。平たい葉状体を持つ苔である。葉状体は幅1~2㎝、長さ3~15㎝程度で、頻繁に二叉分枝をして折り重なるような密な群落となり、基質表面を覆う。背面には、強い艶があり緑色、古い部分は深緑色で、時に赤味を帯びる。その表面は網状の僅かな溝で、蜂の巣状に区切られている。この区切りは中軸上では名手長に細長く、周辺部位では幅広い。この区切りは、気室の区切りに相当し、それぞれの中央部に気室孔がある。気室孔はアーチ形で、気室は一層大きく、その底面からは細胞列が多数立ち上がり、これを同化糸という。それらの細胞は緑色で先端の細胞は透明で嘴譲渡なっている。葉状体の裏面は中肋が明瞭で、それに沿って鱗片が並び、そこに仮根が密生する。鱗片は2列で、互生して並び、初めは透明で、次第に褐色へと色づき、先端部には円形で紫を帯びた付属体がある。この列の間から仮根が出て植物体を固定している。本種は、植物体に含まれる精油の成分のため、手で揉むと松葉や松茸の臭いがする。
履歴
県花・国花
古典
季語
備考