和名jp | ヒカリゴケ | |
漢字表記 | 光苔 | |
別名・異名 other name |
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語源 etymology |
和名は本種が洞窟のような暗い場所でエメラルド色に光ることから。 属名はギリシャ語のschisto(=裂けた)とstegio(=包む皮)の合成語からで、植物体全体をへりの切れ込んだ包葉に見立てたものとか。 種小名は「羽状の」の意。 |
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学名sn | Schistostega pennata | 撮影者:東京都 山口米子様 撮影地:浜松フラワーパーク |
英名en | Goblin's gold Luminous moss Luminescent moss |
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仏名fr | Mousse lumineuse | |
独名de | Feder-Leuchtmoos | |
伊名it | ||
西名es | Musgo luminoso | |
葡名pt | ||
漢名ch | 光蘚 | |
植物分類 | ヒカリゴケ科ヒカリゴケ属 | |
園芸分類 | 藓類 | |
用途use | ||
原産地 distribution |
日本(本州・北海道)/ロシア/北米/ヨーロッパ | |
花言葉 | ||
解説 description |
ヒカリゴケは、1科1属1種として分類される極めて原始的な蘚類である。地球上では、北半球のみに文応が見られる。茎葉体は1㎝前後程度の弱々しい存在である。色は白緑色で、生殖器官を持たない葉は2列に規則正しく直立する。茎葉体の縁部は学名に見られるように鳥の羽根のように裂けている。本種は雌雄異株で、生殖器官をつけた葉はさらに小形となり、茎の先につく。ヒカリゴケの光りは、胞子から発芽した原糸体に出来るレンズ細胞が外部からの光りを内部反射した「ものであり、蛍や発光菌のような化学反応によるものではない。外部からの光りをレンズ体で内部反射をすることにより、洞窟等の直接光りを得られない場所に生きる植物体に分け与えること生命を保つための工夫なのかも知れない。 | |
履歴 | 長野県佐久市岩村田で、明治43年(1910)に中学生が光る土として学校へ届けたことが、我が国でのヒカリゴケ発見の最初の記録とされている。 ヒカリゴケは学術上貴重な存在として文化財保護法により天然記念物に指定されている。 環境省RDB:準絶滅危惧(NT)指定植物 |
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県花・国花 | ||
古典 | ||
季語 | ||
備考 |