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和名jp ユーフォルビア・パラリアス
 撮影者:ポルトガル在住 武本比登志/睦子様

撮影地:ポルトガル コスタ・アズール地方




 
漢字表記
別名・異名
another name
古名old name
語源
etymology
和名は、学名の音読みから。
属名は、ローマ時代の医師Euphorbusの名に因んでいる。
種小名は「浜辺の、海岸線の」の意。
学名sn Euphorbia paralias
英名en Sea spurge
仏名fr Euphorbe des sables
Euphorbe maritime
独名de Strand-Wolfsmilch
Dünen-Wolfsmilch
伊名it Euforbia marittima
西名es Euforbia
Lechetrezna marítima
lechiterna de marina
Leiterina
Titimalo-paralias
tártago marino
Lecherela
Tabaibilla marina
葡名pt Morganera-das-playas
漢名ch
植物分類 トウダイグサ科トウダイグサ属
園芸分類 多年生草本
用途use 切り花/採液
原産地
distribution
地中海沿岸地方~北アフリカ
花言葉
解説
description
ユーフォルビア・パラリアスはトウダイグサ科の多年草である。学名の種小名に示されるように、海岸線の砂浜に自生する耐塩性の常緑多年草である。根は地中深く入り、塩分の含まれていない水を取り込めるようになっているという。茎基部は木質化し、海風に耐えられるようになっている。この下部の木質化して茎から分枝をし、複数の茎が叢出する。草丈は20~50㎝程度で、70㎝を超えることは無いという。茎の周囲には卵状の葉が瓦重ね状に無数に密着する。この葉は、表面にワックスがけをしたようなコーティングされた状態で、海風からの蒸散を防ぐようになっている。加えて、葉が密着しているのは、葉の基部に雨や霧の水分を蓄えられるようになっている。そのために、葉は上部ほど大きくなっている。更に、本種の茎葉葉を傷つけると白色の乳液を出すが、傷ついた部位を自己治癒する効果があるという。因みに、この乳液は人体には有毒である。3~7月頃に、茎上部に花柄を伸ばし、トウダイグサ科特有の杯状花序を出し、径1㎝程度で黄緑色の花を数個つける。雌雄異株。花後には丸い蒴果をつけ、表面には3本の溝がある。果実には3個の卵形種子が内包され、アリや風によって拡散される。個の種子は、耐塩性があり、2年間も海面を漂流し、自己の定着可能な地を求めると言う。 
履歴 本種は、今日、オーストラリア(西部)やニュージーランドでは帰化状態にある。 
県花・国花
古典1
古典2
季語
備考 有毒植物