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和名jp ヤッコソウ
撮影者:高知県 大﨑豊明様

撮影地:高知県室戸市

    


 
漢字表記 奴草
別名・異名
other name
古名
old name
語源
etymology
和名は、植物体の形状が奴さんがして万歳をいるようにみえることから。
属名は、ギリシャ語のmitra(=帽子)とstemon(=雄しべ)の合成語から。
種小名は、高知県の中学校教師山本一氏への献名。※履歴欄
学名sn Mitrastemon yamamotoi
英名en
仏名fr
独名de
伊名it
西名es
葡名pt
漢名ch 帽蕊草
植物分類 ヤッコソウ科ヤッコソウ属
園芸分類 完全寄生多年生草本
用途use 温室栽培/鉢植え
原産地
distribution
日本(高知県・九州)/台湾・中国/スマトラ島/マレーシア/タイ
花言葉
解説
description
ヤッコソウは、ヤッコソウ科の多年草である。本種は、ナンバンギセルなどと同様に植物体には全く葉緑素を持たず成長に要する栄養は寄生する植物から得る完全寄生植物である。本種は、スダジイ等シイ属の根に寄生し、大群落を作る。草丈は3~7㎝程度の円筒形で、基部は塊状となる。植物体は根の中で生活をし、11月頃に花だけが、奴さんが万歳しているような姿で地表に顔を出す。花の構造は、花弁や葉が無く、雄蕊と雌蕊がある。葉は鱗片状に退化しおり、雄蕊と雌蕊はどちらも筒状で、雄蕊が雌蕊に被さっている。
履歴 本種の和名・学名(属名・種小名はすべて牧野富太郎博士による命名である。
既に鹿児島県で発見されていたが、それを知らずに牧野博士は、種小名を本種を博士のもとに送ってきた高知県の教師だった山本一氏を発見者として献名している。実際は山本氏の教え子の発見であり、それを山本氏に持参したものという。
県花・国花
古典1
古典2
季語
備考