和名jp | ツチトリモチ | 撮影者:熊本県 中川由利子様 撮影地:熊本県小岱山 |
漢字表記 | 土鳥黐 | |
別名・異名 other name |
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古名 old name |
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語源 etymology |
和名は、本種の根茎を擂り潰して鳥黐を作ったことから。 属名はギリシャ語のbalanos(=ドングリ)とphrein(=運ぶ)の合成語から。 種小名は「日本の」の意。 |
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学名sn | Balanophora japonica | |
英名en | ||
仏名fr | ||
独名de | ||
伊名it | ||
西名es | ||
葡名pt | ||
漢名ch | ||
植物分類 | ツチトリモチ科ツチトリモチ属 | |
園芸分類 | 多年生草本 | |
用途use | 食用可 | |
原産地 distribution |
日本(本州:紀伊半島・四国・九州・南西諸島)日本固有種 | |
花言葉 | ||
解説 description |
ツチトリモチは、ツチトリモチ科の多年生寄生植物である。宿主であるクロキやハイノキの根を抱くようにして地価に塊状の茎があり、晩秋に花茎が地上に顔を出す。花茎は6~12㎝程度と太くて短くて多数の鱗片状の葉に包まれる。開花期は10~11月頃で、花茎も鱗片も花序同様に真っ赤であり、その先端に花序がつく。花序は、鶏卵ほどで表面は細かい粒状のもので覆われ赤色となる。この粒子は花では無く、花穂の表面から突出した球場の構造となっている。その粒子が互いに密着して花序の外見はそれが並んだ状態で見えているだけと言うことになる。花そのものはその突起の間の隙間に並んで生じ、外からは見えない。花は全て雌花で、単純な形の雌蕊のみからなる。本種は雌雄異株であるが、雄株はこれまでに発見されたことは無い。そこで、種子は単為生殖によって作られることになる。 | |
履歴 | ||
県花・国花 | ||
古典1 | ||
古典2 | ||
季語 | ||
備考 |