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和名jp ツルリンドウ
撮影者:新潟県 塩野計司様/新潟県・八方台
 

撮影者:千葉県 三浦久美子様↓

撮影地:赤城自然園↑   
漢字表記 蔓竜胆
別名・異名
other name
古名
old name
語源
etymology
和名は、茎が蔓状のリンドウの意。
属名は、ギリシャ語のtria(=3)とpteron(=翼)とsperma(=種子)の合成語から。種子に3枚の翼があることから。
種小名は「日本の」の意。
学名sn Tripterospermum japonicum
英名en
仏名fr
独名de
伊名it
西名es
葡名pt
漢名ch 日本双蝴蝶
植物分類 リンドウ科ツルリンドウ属
園芸分類 多年生草本
用途use 野草/薬用
原産地
distribution
日本/朝鮮半島/台湾/中国/南千島/サハリン
花言葉 情愛
解説
description
ツルリンドウはリンドウ科の多年草である。リンドウ科の中でも「ツルリンドウ属」として1属を構成し、地球上にはほぼ30種程度確認されているが、我が国では、国内全土に見られる本種とその変種であるハナヤマリンドウが屋久島に見られる程度である。その他は、ほとんど東アジア産ということになる。ツルリンドウの茎は基部が地を這い、先は名前の通り蔓となり他物に絡みつき紫色である。(全長は80センチ程度まで。)葉は対生し、長卵形もしくは卵状披針形で、長さは4~8㎝程度。葉には鋸歯はないが幾分しわがある。葉の表面は緑色で、3本の葉脈が見られる。葉の裏面は紫色。8~10月頃、葉腋に長さ3㎝程度、淡紫色の花を見せる。花冠は長さ3㎝前後の鐘形で、先は5裂する。花の受精後に柄が伸びて楕円形で紅紫色の液果を見せる。種子には学名の通り3枚の翼が見られる。
履歴
県花・国花
古典1 『源氏物語』(夕霧)に見られるリンドウとは本種であると比定する説もある。
古典2 『物品識名』、『本草綱目啓蒙』
季語
備考
撮影者:神奈川県 池田正夫様↓ 

↑撮影地:高尾山↓

撮影地:山形市野草園↑