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和名jp トゲミノキツネノボタン 撮影者:ポルトガル在住 武本比登志/睦子様

撮影地:ポルトガル コスタ・アズール地方
漢字表記 刺実狐牡丹
別名・異名
other name
トゲミキンポウゲ(刺実金鳳花)
ラナンキュラス・ムリカタス
古名
old name
語源
etymology
和名は実に刺を持つキツネノボタンの意からで、学名の直訳から。
属名のRanunculusとはラテン語で「カエル」の意で、この属の植物の多くが湿地を好んで自生することによる。
種小名は「刺のある」の意。
学名sn Ranunculus muricatus
英名en Spinyfruit buttercup
Rough-fruited buttercup
仏名fr Renoncule à petites poites
Renoncule hérissée
Pied-de-coq
独名de Stachelfruchtiger hahnenfuss
伊名it Ranuncolo spinoso
Rranuncolo muricato
Ranunculo di palude
西名es Abrepuños
Abrojo a cuarto
Abrojos a cinco
Amórias
cadillos
葡名pt Vulagares
Botões-de-ouro
漢名ch 刺果毛茛 
植物分類 キンポウゲ科キンポウゲ属
園芸分類 1~2多年生草本
用途use 池栽培/鉢植え
原産地
distribution
南西アジア・ヨーロッパ・北アフリカ
花言葉   
解説
description
トゲミノキツネノボタンは、キンポウゲ科の1~12年草である。原産地の項に記した地の河川や池・沼近くの原野や路傍等に自生の見られる野草である。草丈は15~40㎝程度となる。非常に繁殖力の旺盛な野草で、草丈5㎝程度でも開花・着果を見せる。茎は中空で断面は幾分扁平な円筒形で、分枝をしながら斜上する。葉は、長さ1.5~5.5㎝、幅1.8~4.2㎝程度のほぼ円形で、縁部は3浅裂する。裂片には鈍鋸歯がある。葉には長い葉柄がつく。葉柄は、上布に向かうにつれ短くなる。葉柄の基部は草木を鞘状に茎を巻く。4~6月頃、葉腋に径1~1.5㎝程度で黄花の5弁花をつける。花弁には光沢がある。花後には径1.2㎜程度集合果をつける。果実には15から25個が集まっている。果面には刺状突起が散生する。痩果は長さ4~5㎜程度で両側面に刺がある。我が国産のキンポウゲ属の果実には、果面に刺状突起は見られない。先端に残存する花柱は曲がりを見せる。
履歴 本種は、原産地の項に記した広い地域に分布するが、今日、北米・オーストラリア・ニュージーランド・中国等の国々では帰化状態にある。
我が国でも例外では無く、大正4年(1915)に仙台市で初採取され、我が国各地に広まりを見せている。1915年
県花・国花
古典1
古典2
季語
備考