和名jp | テンジクスゲ | 撮影者:千葉県 三浦久美子様↑ 撮影者:東京都 山口米子様 |
漢字表記 | 天竺菅 | |
別名・異名 other name |
ヤシスゲ(椰子菅) | |
古名 old name |
撮影地:神代植物園 | |
語源 etymology |
和名は、本種は、中国原産種であるが、我が国ではインドからの渡来種と誤解しての命名と推測される。 属名はヒトモトススキの近似種のラテン古名からとも、別には、ギリシャ語のkeirein(=切る)を語源とするとも。 種小名は、ギリシャ語のphyllos(=葉)と~chpla(=頭のある)の合成語から。 |
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学名sn | Carex phyllocephala | |
英名en | Chinese palm sedge Tenjiku sedge |
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仏名fr | ||
独名de | ||
伊名it | 撮影地:神代植物園 | |
西名es | 春の山草展 | |
葡名pt | ||
漢名ch | 密苞葉薹草 | |
植物分類 | カヤツリグサ科スゲ属 | |
園芸分類 | 多年生草本 | |
用途use | 路地植え・鉢植え | |
原産地 distribution |
中国(福建省) | |
花言葉 | ||
解説 description |
テンジクスゲはカヤツリグサ科の多年草である。本種は中国福建省の標高500~1000mで、湿り気のある渓谷地帯の林下に自生する野草である。本種は、我が国に自生の見られるサツマスゲ(Carex liglata)に似ているが、全体的に小形となり、草丈は20~60㎝程度となる。根茎は強固で、稈は緩く叢生する。茎は鈍角の三角形である。基部の鞘は葉身がなく紫褐色を帯び、上方の鞘は葉身をつける。葉身は幅8~15㎜程度のほぼ線形である。6~9月頃、稈頂に小穂を6~10本まとまってつける。小穂は長さ1~2.5㎝程度の円筒形となる。頂小穂は雄性で、側小穂は雌性となる。果胞は長さ2.8~3.5㎝程度となる。掲載した写真(下)は我が国の草物盆栽愛好家に人気のある稈が黒味を帯びる品種であるクロジクテンジクスゲ(黒軸天竺菅 Carex phyllocephala f. nigra)種である。 | |
履歴 | 我が国への渡来時期不詳。 | |
県花・国花 | ||
古典1 | ||
古典2 | ||
季語 | ||
備考 |