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和名jp タチシバハギ
撮影者:沖縄県 比嘉善一様    

撮影地:沖縄県総合運動公園 
漢字表記 立柴萩※備考1欄参照
別名・異名
other name
古名
old name
語源
etymology
和名は、我が国にも自生の見られるシバハギ(柴萩 Desmodium buergeri)が、ほぼ花茎(花序部位)を立ち上げるに対し、本種が、茎部位も立ち上げるための命名と推測される。因みに、シバハギ(柴萩)とは亜低木である事からの命名と言う。
属名は、ギリシャ語のdesmos(=鎖り、絆)とedios(=構造)の合成語で果実がくびれて鎖状になることから。
種小名は「灰色の」の意。
学名sn Desmodium incanum
英名en Creeping begger weed(USA)
Kaimi-clover
Kaimi(Hawaii)
仏名fr
独名de
伊名it
西名es Pega-Pega※備考2欄参照
葡名pt Pega-Pega※備考2欄参照
漢名ch
植物分類 マメ科シバハギ属
園芸分類 多年生草本(亜低木)
用途use 牧草
原産地
distribution
中南米
花言葉
解説
description
タチシバハギは豆科の多年草(亜低木)である。我が国に自生の見られるシバハギの仲間である。草丈は30〜50p程度。茎は木化して丈夫である。葉は3出複葉で茎に互生する。小葉は長さ6.5p、幅3.5p程度の長楕円形で、長さ2p程度の葉柄の先に付く。葉の主脈部位には灰白色の模様が入る。托葉は長さ7、8o程度の長三角形。3から10月頃、枝先に総状花序をつけ、紅紫色で径4から「5o程度の蝶形花を多数つける。花後には長さ3p程度で湾曲した豆果を下垂する。果実には粘着力があり、衣類に付着し易い。 
履歴 本種は、ハワイ諸島を初めとして、太平洋の島々を中心に広まり、帰化状態となっている。我が国でも、沖縄県で、戦後帰化状態となっている。
県花・国花  
古典1  
古典2  
季語  
備考1   シバハギ並びにタチシバハギに対する漢字表記に関しては、「芝萩」・「柴萩」/「立芝萩」・「立柴萩」両者の表記が見られる。故牧野富太郎博士は、『牧野 新日本植物圖鑑』(北驫ル)において、「シバハギ」を<低木状の萩の意>とし、「柴萩」としている。そこで、本事典でも、タチシバハギに対しては「立柴萩」の漢字表記を用いている。 
備考2 ※原産地では、本種に対して掲載したPega-Pega以外にも多数の現地名を有している。