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検索名  サポナリア  
和名jp ドウカンソウ  
漢字表記 道灌草  
別名・異名
other name
サポナリア
ヴァッカリア・ピラミダータ
 
古名
old name
スズクサ(鈴草・須々草)
スカクサ(須加久佐)
スカナグサ(須加奈久佐)
カサクサ(瘡草・加佐久佐) 
語源
etymology
和名は、江戸時代に中国から渡来した本種が江戸の道灌山で栽培されたことによるという。
別名のサポナリアは、本種が、現在はヴァッカリア属に分類されているが、かつてはサポナリア属に分類されていたことによる。
属名は、ラテン語のvacca(=牝牛)を語源とし、かつては、ウシの飼料として用いられたことによる。
種小名は「ピラミッド形の」の意。 
学名sn Vaccaria pyramidata
(=Vaccaria hispanica
=Saponaria vaccaria
=Lychnis vaccaria)
 シロバナドウカンソウ
撮影者:東京都 中村利治様
英名en Cow cokle
Cowherb
仏名fr vaches
独名de Saat-Kuhnelke
伊名it 東京都:東綾瀬公園にて 
西名es Vaccaria
葡名pt
漢名ch  麦藍菜(本種の種子を乾燥したものは漢方薬の世界では「王不留行」の名を持つ。) 
植物分類 ナデシコ科ドウカンソウ属
園芸分類 1~2年生草本
用途use 路地植え/鉢植え/切り花/薬用(種子) 
原産地
distribution
ヨーロッパ~アジア  
花言葉 清い心、友の思い出  
解説
description
ドウカンソウはナデシコ科の1,2年草である。草丈は30~70㎝程度に。茎は直立し、上部で分枝をする。全草無毛。葉は長さ6㎝程度の卵状披針形~卵状楕円形で、茎に対生する。葉は、粉白色を帯びた緑色で全縁、無柄。5月頃、長い花柄の先に集散花序に5弁で淡紅色の花をつける。(掲載した写真は白花種である。)種子は黒色で漢方では「王不留行」と呼ばれ薬用に用いられる。我が国の園芸界では、旧属名からのサポナリアの名で流通していることが多い。 
履歴 語源の項にも記したが、本種は、中国より渡来しているが渡来時期不詳。江戸時時代には、当時中国から薬用として導入された本種が江戸の道灌山の薬草園で栽培されていたという。/北米では、穀物畑の雑草として野生化している。 
県花・国花  
古典1 『出雲風土記』  
古典2 『延喜式』、『本草和名』、『下学集』、『物品識名』 
季語 夏(カサクサ)  
備考