検索名 | ラパジューリア・ロセア | |
和名jp | ツバキカヅラ | ↑撮影者:東京都 中村利治様↓ 撮影者:東京都 山口米子様↓ 撮影地:神代植物公園 |
漢字表記 | 椿葛 | |
別名・異名 other name |
ラパジューリア・ロセア ラパゲリア・ロセア コピウエ |
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古名 old name |
撮影地:小石川植物園→ | |
語源 etymology |
和名は、蔓性植物で、ツバキに似た花をつけることから。 属名はナポレオン1世の皇后ジョセフィーヌが少女時代に住んでいたフランス領西インドのラ・パジュリーの地名に因んでいる。 種小名は「バラ色の」の意。 |
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学名sn | Lapageria rosea | |
英名en | Chilean bellflower Copihue |
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仏名fr | Lapagerie rose, Lapagerie du Chili, Lapagerie du Chili |
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独名de | Chilensche Wachsglocke Chilenische Glockenblum |
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伊名it | Copihue | |
西名es | Copihue Vqui |
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葡名pt | Copihue | |
漢名ch | 智利風鈴草 | |
植物分類 | ツバキカズラ科(←ユリ科)ツバキカズラ属:1属1種 | |
園芸分類 | 半耐寒性蔓性常緑多年草(亜低木) | |
用途use | 温室栽培/鉢植え | |
原産地 distribution |
チリ南部 | |
花言葉 | ||
解説 description |
ツバキカズラは、ツバキカズラ科(←ユリ科)の半耐寒性の蔓性常緑多年草(亜低木)である。蔓性植物で、原産地では他の樹木に付着してよじ登り、5~6m程度に至るという。葉は、長さ10センチ前後程度、幅5~6㎝程度の卵形で茎(蔓)に互生する。葉質は革質で、全縁、鋭頭、表面には光沢があり、3本の平行脈が走る。夏場に葉腋から、長さ10センチ、径5㎝程度の鐘形の花を1~2個下垂する。花色は淡紅色や深紅色にピンクの斑点模様が入る種もある。また、白花変種(アルビフローラ)も存在する。本種は、夏場の冷涼な気候を好むため、我が国の高温多湿な気候は栽培にはあまり適していないと言われている。 | |
履歴 | 年米チリ産の本種の学名がナポレオン妃ジョセフィーヌと関わりを有することに奇異感を持って調べてみたが情報不足で判明しなかった。ジョセフィーヌはフランス領西インド諸島のマルティニーク島に生まれている。1763年に出生している。このマルティニーク島は、本種(ツバキカズラ)の原産地であるチリとは南米大陸を挟んで、南北的にも東西的にも反対側に位置している。ジョセフィーヌが少女時代を過ごしたと言われるその地に既に本種が渡来していたのだろうか?加えて、本種は1854年にイギリスに導入され、キュー植物園等で栽培が始まっている。だが、1854年と言えば、既にナポレオン1世の甥がナポレオン3世となった時代でもあり、ジョセフィーヌは既に他界した後に南米からイギリスにもたらされたことになる。いずれにしても、ジョセフィーヌを偲んでの命名と推測される。因みに、本種は、かつてはユリ科ツバキカズラ属として分類されたが、現在は、ツバキカズラ科ツバキカズラ属として独立している。 | |
県花・国花 | チリ共和国の国花 | |
備考 | 下に掲載した写真はアルビフロール種である。 |