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和名jp ニホンズイセン
撮影者:東京都 中村利治様↑ 
撮影者:東京都 山口米子様↓

撮影地:下田市爪木崎




漢字表記 日本水仙
別名・異名
other name
ノズイセン(野水仙)
古名
old name
 撮影地:小石川植物園
語源
etymology
和名は、我が国で野生化状態に見られるスイセンの意であるが、本来的には地中海沿岸地方原産の外来植物である。因みに、スイセンとは、漢名の水仙の音読みから。
属名は、ギリシャ神話の美青年Narkissosの名に由来すると言われるが、本来この語は「麻痺させる、昏睡させる、無気力」を意味するnarkeに由来している。水仙の鱗茎が神経を麻痺させる成分を含むことによる。
種小名はイタリア語のtazza(=底の浅いワイン・カップ或いはティー・カップ)を語源としている。副花冠の様子を示している。
変種名は「中国の」の意。
学名sn Narcissus tazetta var.chinensis
英名en Sacred Chinese Lily
Chinese narcissus
仏名fr
独名de
伊名it
西名es
葡名pt
漢名ch 水仙
植物分類 ヒガンバナ科スイセン属
園芸分類 多年生草本
用途use 路地植え/鉢植え
原産地
distribution
地中海沿岸地方
花言葉 自己愛/自己主義/おろかさ
解説
description
ニホンズイセンは、ヒガンバナ科の多年草である。本来、地中海地方の原産であるが、我が国では野生化状態にあり、群落を見せている地方もある。たとえば、福井県の越南海岸、静岡県の爪木崎、兵庫県淡路島等はそれぞれ水仙郷として観光地化している。草丈は、40㎝前後で、花茎には、5~8個の花をつける所謂房前水仙(多花性のスイセン)である。花被片は白色、副花冠は黄色でカップ状。開花期は11~3月頃。 
履歴 原産地の項と重複するが、本来地中海沿岸地方の原産であるが、中国を経て我が国に渡来している。渡来時期については、キク、アサガオ等と一緒に遣唐使が薬用植物として持ち込んだものと推測されている。 
県花・国花 千葉県:鋸南町花
古典1 『近松浄瑠璃集』、『日本永代蔵』、『芭蕉句集』 
古典2 『下学集』、『大和本草』、『和漢三歳図会』、『物類呼称』、『物品識名』 
季語
備考