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検索名  ニホンアカネ(日本茜) 
群馬県高崎市:染料植物園にて



撮影者:千葉県 三浦久美子様↓

撮影地:筑波実験植物園
  
和名jp アカネ
漢字表記
別名・異名
other name
ニホンアカネ(日本茜)
アカネカズラ(茜蔓)
ベニカズラ(紅蔓)
古名
old name
アカネ(茜草・茜・赤根・安可禰)
語源
etymology
和名は、根が赤黄色をしているためとも。また、別には、「赤丹(アカニ)からの転訛とも。
属名は、ラテン語のruber(=赤)に由来している。
種小名は、人名(イギリス人orスコットランド人)に因んでいる。
旧種小名は、和名の「アカネ」から。
学名sn Rubia argyi(=Rubia Akane Nakai)
英名en madder
仏名fr garance
独名de Krapp
伊名it robbia
西名es rubia
葡名pt garança
漢名ch 東南茜草
植物分類 アカネ科アカネ属
園芸分類 蔓性多年生草本
用途use 薬用/染料
漢方・民間薬 根・蔓・実:生理不順・出血・虚弱体質・風邪・心臓病・打撲
原産地
distribution
日本及びアジアの東部地域の温帯~暖帯
花言葉 誹謗・中傷
解説
description
アカネはアカネ科の蔓性多年草である。茎は四角柱状で、鋭い刺が下向きに密生している。写真に見られるように葉は4枚輪生しているようにも見えるが、実際は2枚が対生していて、他の2枚は托葉ということになる。8~10月頃に円錐花序に淡黄色の小花をつける。液果は黒熟する。染色用以外に根を乾燥させて漢方薬では鼻血や喀血時に利用。既に万葉の時代から「茜さす」という枕詞が東を意味したように、また、茜色とは夕焼けの色であることなど、我が国では古くから親しまれた言葉でもある。
履歴 『万葉集』では紫・日・照・昼などにかかる枕詞として11首詠まれている。
県花・国花
古典1 『万葉集』、『枕草子』、『源氏物語』、『落窪物語』、『新古今集』、『近松浄瑠璃集』
古典2 『延喜式』、『本草和名』、『倭名類聚鈔』、『下学集』、『和漢三歳図会』、『物品識名』、『本草綱目啓蒙』
季語
備考