←トップ頁へ

和名jp ナルトオウギ
撮影者:千葉県 三浦久美子様
漢字表記 鳴門黄耆
別名・異名
other name
古名
old name
語源
etymology
和名は鳴門市で発見されたオウギ(黄耆)意。
属名は距骨を意味するギリシャ古名から。
種小名は「四国の」の意。
学名sn Astragalus sikokianus
英名en
仏名fr
独名de
伊名it
西名es 撮影地:京都府立植物園
葡名pt
漢名ch
植物分類 マメ科ゲンゲ属
園芸分類 多年生草本
用途use 薬用(根)
原産地
distribution
日本(四国・鳴門市)・朝鮮半島
花言葉
解説
description
ナルトオウギはマメ科の多年草である。海岸の砂浜に自生していた野草で、草丈は、20㎝未満の小形種である。葉は羽状複葉で、小葉は、長さ1~1.5㎝程度の楕円形である。5~7月頃、茎上部の葉腋から総状花序を出し、長さ1~1.5㎝程度で黄白色の花を密につける。花は、花筒部は長いが、花冠はマメ科特有の蝶形花である。花後には、膜質で半楕円形の莢果をつけ、外側は短細毛で覆われ、黒熟する。開花結実後には枯死するが、花をつけなかった株や、生育条件の良かった株は、秋に株元から新たな芽を多数出し、翌年には開花結実する。
履歴 環境省RDB:野生絶滅種(EW) 
本種は昭和25年(1950)に、四国の鳴門市の沿海地で発見されたが、その後まもなく、自生地では絶滅している。昭和47年(1972)に、22年前に採取された種子からの発芽に成功し、現在は種子で増殖栽培され、各地で栽培されている。当初、本種は、日本特産種と見做されてきたが、平成14年(2002)に韓国での自生が確認されている。
県花・国花  
古典1  
古典2  
季語  
備考