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検索名  ナンバンカンゾウ   
和名jp トウカンゾウ  
漢字表記 唐萱草  
別名・異名
other name
ワスレグサ(忘れ草)
ナンバンカンゾウ(南蛮萱草) 
古名old name ワスレグサ(和須礼久佐) 
語源
etymology
和名は、中国の古典『詩経』の中の<食之令人忘憂>を語源としているという。
属名は、hemera(=一日)とcallos(=美)の合成語で、一日花であることから。
種小名は「橙黄色の」の意。 
学名sn Hemerocallis aurantiaca  撮影者:東京都 中村利治様
英名en Orange daylily
仏名fr Hémérocalle fauve
独名de Gelbrote taglilie
伊名it Hemerocallis aurantiaca
西名es Lilio anaranjado
葡名pt 東京都薬用植物園にて
漢名ch 橙萱
母忘草
南蛮萱草
植物分類 ワスレグサ科(←ユリ科)ワスレグサ属
園芸分類 多年生草本
用途use 野草/鉢植え/庭植え/食用(若葉・花・根・茎) 
原産地
distribution
日本(九州:長崎県男女群島)/台湾/中国南部 
花言葉 媚態・コケットリー  
解説
description
トウカンゾウは、ワスレグサ科(←ユリ科)の多年草である。草丈は30~100㎝程度。葉は線形で根生する。葉は中央部分で中折れする。葉は、原産地では、ほぼ常緑状態で越冬する。5~7月頃、花茎を立ち上げ、茎頂に橙黄色の6弁で漏斗形の花をつける。本種は、我が国のヘメロカリスの仲間の中では、最も早く開花することになる。 
履歴 本種は、長いこと、中国からの渡来植物と推測されてきたが、その後、長崎県の男女列島等に自生が確認されている。
江戸時代には園芸的に栽培が普及していたが、シーボルトが西洋社会に持ち帰り、欧米での品種改良の母種として様々な品種を生み出している。
戦後、本種は、ヘメロカリスの名で我が国に逆輸入されている。 
県花・国花  
古典1 『万葉集』、『古今集』、『伊勢物語』、『大和物語』、『源氏物語』、『土佐日記』、『今昔物語』、『新古今集』、『平家物語』、『太平記』、『謡曲』、『芭蕉句集』、『一茶句集』 
 
古典2 『和名類聚鈔』、『下学集』、『和漢三歳図会』、『物品識名』、 
・甘草丸呑み→物事を真に理解したり味わったり出来ない人のたとえ。 
季語 春・夏  
備考