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和名:jp ナガミヒナゲシ
群馬県館林市にて


漢字表記 長実雛芥子
別名・異名
:alias
古名:on
語源
:etymology
和名は、実が細長いヒナゲシの意から。(英名からの直訳かと推測される。)
属名は、papa(=粥)に由来し、ケシの乳汁には催眠作用があるので、粥に混ぜて子どもを寝かせたことによると言われている。また、別には、ケシの種子を噛むときに生じる音からとも言われている。
種小名は「疑わしい、不確実の」の意。
学名:sn Papaver dubium
英名:en Long-headed Poppy
,Blindeyes
仏名:fr pavot douteux
独名:de Saat-Mohn
伊名:it papavero a clava
西名:es amapola oblonga
葡名:pt papoila-longa
漢名:ch 長莢罌粟
植物分類 ケシ科ケシ属
園芸分類 1年生草本
用途 野草/路地植え/鉢植え
原産地 地中海沿岸~中欧
花言葉 慰め、乙女らしさ、感謝
解説 ナガミヒナゲシは、ケシ科の一年草である。ヨーロッパ原産であるが、今日、我が国各地で帰化状態にある。概して、日当たりの良い乾燥気味の舗装された道路沿い等に見られる事が多い。草丈は20~60㎝程度。葉は羽状に深裂し、毛が多く見られる。また、茎や蕾にも長い白毛が見られる。4~6月頃、橙紅色で、径5㎝前後の4弁花を開花する。開花後の実は名前の通り他のケシに比して細長い。果実は、長楕円形で、長さ2㎝、径8㎜程度、果面には6~8条の不明の筋が見られる。果実は無毛。
履歴 1960年代初頭に東京で発見され、その後全国の道路沿い等で帰化状態にある。
備考 写真(下)撮影地:群馬県館林市;城沼畔