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和名jp モチアワ
撮影者:千葉県 三浦久美子様
撮影地:筑波実験植物園   
漢字表記 糯粟
別名・異名
other name
古名
old name
モチアハ
語源
etymology
和名は、粘りけのあるアワの意。
属名はラテン語のseta(=剛毛)に由来している。
種小名は「イタリアの」の意。
学名sn Setaria italica f.
英名en Foxtail millet
仏名fr petit mil
独名de Kolbenhirse
Italienische Borstenhirse
伊名it panico
西名es mill italiáés
葡名pt Milho painço da Itália
漢名ch 小黄米
𣏕粘穀
植物分類 イネ科エノコログサ属
園芸分類 一年生草本
用途use 食用(粟糯・団子)/飴・酒原料/飼料
原産地
distribution
中国あるいはインド
花言葉
解説
description
モチアワはイネ科の一年草である。草丈は1~1.5m程度に。茎は円柱形で直立する。一見してエノコログサを大きくしたような風情である。花穂はエノコログサに似るがもっと荒々しい感じを受ける。長さは10~3.5㎝程度で、太さは1.5~4㎝程度。熟した花穂の色は黄色から淡い茶色を帯びる。種子は穀物の中では最も小さく長さ1.5~2.5㎜の楕円形。アワは、粘り気の少ないウルチアワと本種のように粘り気の強いものとの二種が栽培されているが、前者は「粟おこし」などの菓子等の原料に、本種の場合には「粟餅」や「粟団子」などに用い近年雑穀米としてお米に混ぜて炊飯される中に入っているのは本種である。
履歴 史前帰化植物/五穀の一
県花・国花
古典1 『古事記』、『日本書紀』、『播磨風土記』、『万葉集』、『宇津保物語』、『延喜式』、『和漢朗詠集』、『今昔物語』、『和漢朗詠集』、『太平記』、『近松浄瑠璃集』、『芭蕉句集』、『蕪村句集』
古典2 『本草和名』、『倭名類聚鈔』、『下学集』、『和漢三歳図絵』、『物品識名』 
・カッコウが鳴くからアワを蒔け
・アワは八十八夜の種下ろし
・シカが鳴くからアワを刈らねばならない
・濡れ手でアワ→苦労せずに大もうけすること
・肌に粟を生ずる→鳥肌がたつこと
・粟一粒は汗一粒
・鶴の粟を拾うごとし→少しずつへそくりを蓄えること
・粟粒ほどの出来物→用心するに越したことはないの意 
季語 春(粟薪き)/秋(粟)  
備考