和名jp | ミブヨモギ | 撮影者:東京都 山口米子様 撮影地:星薬科大学薬用植物園↑ 撮影者:千葉県 三浦久美子様↓ 撮影地:都立薬用植物園↑ |
漢字表記 | 壬生蓬 | |
別名・異名 other name |
アルテミシア・マリティマ | |
古名 old name |
||
語源 etymology |
和名は、本種の種子による栽培に成功した日本新薬株式会社の試験場のある京都市壬生町の名に因んでいる。 属名は、ギリシャ神話の女神に因んで名付けられたヨモギの古名。 種小名は「海辺の」の意。 |
|
学名sn | Artemisia maritima (=Serphidium martimum =Artemisia monogyana) |
|
英名en | Sea wormwood Old woman |
|
仏名fr | Armoise maritime Sémentine |
|
独名de | Strabnd-Beifuß | |
伊名it | Assenzio dei calanchi Santonico Assenziolo |
|
西名es | Ajenjo marítimo Artemisa rusa |
|
葡名pt | ||
漢名ch | 駆蛔蒿 | |
植物分類 | キク科ヨモギ属 | |
園芸分類 | 多年生草本 | |
用途use | 薬用 | |
原産地 distribution |
イギリス・フランス・イタリー・ベルギー・ドイツ・デンマーク・ブルガリア・ロシア | |
花言葉 | 潔癖 | |
解説 description |
ミブヨモギはキク科の多年草である。本種は、原産地の項に記した地で、学名に示されているように概して沿海地で見られることの多い野草である。草丈は40~50㎝程度となる。発達した地下茎を伸ばし茎は叢出し、直立し、上部で分枝をする。全草が白色の細毛に覆われ、独特な芳香を放つ。葉は2重の狭線形で、茎に互生する。8~9月頃、茎上部に総状花序を出し、黄色~褐色の小花を数個つける。 | |
履歴 | 我が国での昔の農法では長いこと、人間の糞尿が肥料として用いられてきた。その結果、蛔虫の卵が野菜に付着し、それを食した場合、特に生食した場合、体内に寄生虫となって人間の健康に害を及ぼしてきた。蛔虫感染率は、実に60%とも言われてきた。その駆除薬の開発の取り組んだのは我が国の日本新薬株式会社だった。蛔虫駆除に効果のあるサントニンの含有量が多い西洋のヨモギの種子を取り寄せ、京都府壬生町にある同社の試験場において試験的に栽培を試み、10年の歳月を経て栽培に成功し、「ミブヨモギ」と命名し、蛔虫駆除薬の製薬が始まっている。その後、主たる生産地は北海道や東北地方での栽培となっている。 | |
県花・国花 | ||
古典1 | ||
古典2 | ||
季語 | ||
備考 |
『パイプのけむり』 | 巻数 | 頁数 | タイトル | |
10 | 164 | 「蔓菜」 | ||
13 | 92 | 「再会」 | ||
23 | 181 | 「時鳥の唄」 | ||
24 | 37 | 「香菜」 |