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和名jp マシニン
漢字表記 麻子仁
別名・異名
other name
苧実/火麻仁/大麻仁
古名
old name
語源
etymology
和名は漢名の音読みから。
属名はアサのペルシャ名(kanb)から転じたギリシャ古名。
種小名は「栽培された」の意。
学名sn Cannabis sativa L.
英名en Hemp seed nut
仏名fr Graines de chanvre
独名de Hanfsamen
伊名it Semi di canapa
西名es Semillas de cáñamo
葡名pt Sementes de cânhamo
漢名ch 麻子仁
植物分類 アサ科アサ属
園芸分類 一年生草本
用途use 小鳥の餌/薬用/マリファナの原料/脂肪油/食用
原産地 
distribution
中央アジア  撮影者:東京都 中村敏子様 
花言葉 運命(英)/必需品(仏) 昭和薬科大学:薬用植物園にて
解説
description
マシニンは、アサ(麻)の実の漢方名である。因みに「麻子仁」の「仁」とはご存じのように種子から種皮を取り去った中身のことである。本来的にはアサ(麻)の頁に掲載すべきだったのかも知れないが、敢えて別ページとした。したがって、学名もアサの学名のままである。本種は、中国最古の薬物書である『神農本草経』ではその上品として「麻賁(まふん)の名で登場しているほど古くから薬として用いられてきている。用途は、滋養、潤燥、鎮咳、鎮痛、緩下などに用いられた。他にも採油や小鳥の餌等にも用いられてきた。また、我が国独特の調味料でもある七味唐辛子の中にも麻の実が入っていることは御案内の通りである。
履歴 アサは人類が繊維を得るために最初に栽培した植物の一つである。すでに紀元前4千年頃ボルガ川流域で栽培されていた。中国では紀元前2千8百年前頃から、わが国では奈良時代にはすでに栽培の記録がある。
県花・国花
古典1 『万葉集』、『古今集』、『土佐物語』、『枕草子』、『今昔物語』、『太平記』、『新古今集』、『平家物語』、『蕪村句集』
古典2 『延喜式』、『本草和名』、『倭名類聚鈔』、『下学集』、『大和本草』、『和漢三歳図会』、『本草綱目啓蒙』
季語
備考