←トップ頁へ

和名jp コテングクワガタ
漢字表記 小天狗鍬形
別名・異名
other name
古名
old name
語源
etymology
和名については、履歴の項参照。
属名は、聖女ヴェロニカの名に因んでいる。
種小名は、「セイヨウイブキジャコウソウのような葉を持った」の意。
学名sn Veronica serpyllifolia
(=Veronica tenella)

撮影者:千葉県 三浦久美子様

撮影地:東北大学植物園八甲田分園  
英名en Brightbleu speedwell
Thyme-leaved speedwell
Thymleaf speedwell
仏名fr Veronica à feuilles de serpolet
独名de Quendel-Ehrenpreis
伊名it Veronica a foglie di serpillo
veronica serpillifoglia
西名es Ontineta
葡名pt
漢名ch 小婆婆納
植物分類 オオバコ科(←ゴマノハグサ科)クワガタソウ属
園芸分類 多年生草本
用途use 野草
原産地
distribution
ユーラシア大陸
花言葉
解説
descrioptioon
コテングクワガタはオオバコ科(←ゴマノハグサ科)の多年草である。草丈は8~15㎝程度となる。茎は基部で分枝をし、各枝は地を這いやがて斜上する。茎や葉には疎らに粗毛が生える。葉は長さ4~15㎜、幅3~12㎝程度の広楕円形~楕円形で、基部には、長さ1~3㎜程度の葉柄を持つ。4~8月頃、茎上部に総状花序を出し、淡青紫色の花を多数つける。1~1.5㎝程度の卵形~楕円形で、縁部には粗鋸歯があり、茎に対生する。6~8月頃、茎上部に径7~10㎜程度で淡青紫色で、径3㎜程度の花を多数つける。花冠は4深裂し、下部の裂片は幾分小さくなる。花冠中央部では雄蕊は1個、雌蕊は2個長く突き出る。花後には、扁平でハート型の蒴果をつける。
履歴 本種は、元来、種としてヨーロッパの低山帯或いは高緯度地域が原産地であるが、今日、南北両アメリカ大陸・アフリカ大陸・ニュージーランドでは帰化状態にある。
我が国でも、帰化状態にあり、昭和22年(1947)に奥山春季氏が群馬県神津牧場で標本を採集し、「ヒメテングクワガタ」の和名を添えて大井次三郎氏に提示したが、その後、大井氏は「コテングクワガタ」の和名で昭和28年(1953)に『日本植物誌』上で発表している。
県花・国花
古典1
古典2  
季語  
備考