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和名jp コマチダケ
撮影者:千葉県 三浦久美子様

撮影地:千葉県立大多喜県民の森・竹笹園↑
漢字表記 小町竹
別名・異名
other name
ドヨウタケ(土用竹)
古名
old name
撮影地:横浜市こども植物園
語源
etymology
和名の語源については履歴の項参照下さい。
属名は東インドでの現地名を語源としている。
種小名はギリシャ語のmulti(=たくさんの)とplexus(=込み入った)の合成語から。
品種名は「完全な」の意。
学名sn Bambusa multiplex f. solida
英名en
仏名fr
独名de
伊名it
西名es
葡名pt
漢名ch
植物分類 イネ科ホウライチク属
園芸分類 常緑多年生タケ
用途use 路地植え(生け垣)
原産地
distribution
日本(本州:静岡県以西・四国・九州)
花言葉
解説
description
コマチダケはイネ科のタケの仲間である。本種の属するホウライチク属のタケは地下茎が短く、他の竹類のように地下を横走することが無い。稈は、株立ち状に叢出する。稈高は3~5m、稈径は1.5~2.5㎝程度となる。概して竹類の仲間は、中が中空となるが、本種の場合、中実となる。つまり、稈の中が空洞では無く、あっても針穴程度という。節の上側から2本の枝を出し、その周囲に細枝を多数出す。葉は、長さ3~5㎝程度の狭披針形で7~15個が互生する。葉質は、紙質で薄く、表面は鮮緑色、裏面は白緑色となる、葉の縁部には細鋸歯がありざらつき感がある、先端部は鋭頭となる。本種の場合、筍が7~9月頃出る出るため「土用竹」とも呼ばれる。冒頭に記したように地下茎が押送して広がるようなことが無いことと、葉の刈り込みに堪える性質があることから、庭園植栽には適している。
履歴 昭和33年(1958)に、島根県松江市の丸山巌氏から、かつて富士竹類植物園園長だったタケ類研究の第一人者でもある故室井綽博士の許に竹稈に空洞の無いタケ、つまり「中実竹」・「無孔竹」が送られてきた。鑑定の結果室井博士は、永遠の処女と語り継がれる小野小町の名を取り「コマチダケ(小町竹)」と命名したという。
県花・国花
古典1
古典2
季語
備考