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和名jp キリンソウ
富山県黒部渓谷にて↓
 山梨県忍野村にて↓ 茨城県:ひたち海浜公園にて↓
(撮影者:茨城県 石崎 礒様)
 
漢字表記 麒麟草・黄輪草
別名・異名
other name
古名
old name
日光植物園にて→
語源
etymology
和名は花が黄色いので「黄輪草」の意から。※備考欄参照
属名は、ギリシャ語のphaidimos(=光沢のある)を語源としている。
種小名は「カムチャッカの」の意。
変種名は「花の多い」の意。
学名sn Phedimus aizoon var. floribundus
(Phedimus kamtschaticum
=Sedum kamtschaticum.) 
英名en Stonecrop
仏名fr
独名de
伊名it
西名es
葡名pt
漢名ch 景天三七
植物分類 ベンケイソウ科キリンソウ属
園芸分類 多年生草本
用途use ロックガーデン/食用(若菜)/薬用
原産地
distribution
日本/朝鮮半島/千島/サハリン/カムチャッカ 
花言葉 警戒
解説
description
キリンソウはベンケイソウ科の多年草である。山地や海岸の岩場に生える多肉質の植物である。草丈は30㎝程度に。葉は肉厚で長さ2~7㎝の倒卵形~長楕円形で、茎に互生する。葉の縁は、中央部から先端部にかけて鋸歯がある。5~8月に集散花序に黄色い花(5弁)を見せる。とにかく日当たりの多い場所を好む。若芽を和え物やお浸しにして食用にもした。 
履歴
県花・国花
古典1
古典2 『物品識名』、『本草綱目啓蒙』
季語
備考 ※キリンソウの語源に関しては諸説があり、特定されていない。
その1:花が黄色いことから「黄輪草(キリンソウ)」とする説。
その2:葉姿を中国の伝説に登場する「麒麟」に見立て、「麒麟草(キリンソウ)」とする説。
その3:本種の別名に「キジンソウ」・「キジグサ」があり、「傷薬の草」を意味したというが、     その「キジンソウ」からの転訛説。
その4:朝鮮半島では、本種を「麒麟草(Kulintcho)」と呼ばれており、その名が渡来したと     の説。
因みに、上記の「その2」・「その4」に関連して、キリンソウの葉は多肉質で厚味があり、中国の伝説に登場する麒麟の角は肉に包まれている点に由来していると言う。 
『パイプのけむり』 巻数 頁数 タイトル
5 122 「大泡立草」
23 33 「麒麟草」