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和名jp ケツルアズキ
↑撮影者:ボリビア/スクレ市在住 Y.Oue様↓
撮影者:千葉県 三浦久美子様↓

撮影地:日向市
漢字表記 毛蔓小豆
別名・異名
other name
ブラック・マッペ
ポロト
クロリョクトウ(黒緑豆)
古名
old name
語源
etymology
属名は17世紀イタリアの自然科学者Dominico Vignaへの献名
種小名は、18世紀スコットランド人探検家・植物蒐集家だったMungo Parkへの献名と推測される。
別名のブラック・マッペとはヒンディー語が語源ということである。
学名sn Vigna mungo
英名en Black gram
Black matpe
仏名fr Haricot urd
Urd,
Soja noir
独名de Urdbohne
伊名it Agiolo indiano nero
Fagiolo mungo nero
西名es Poroto mungo
葡名pt Feijão-da-india
Feijão-preto
漢名ch 吉豆
植物分類 マメ科ササゲ属
園芸分類 一年生草本
用途use 萌やし原材料/緑肥/食用/薬用(中国)
原産地distribution インド~ミャンマー
花言葉
解説
description
ケツルアズキは、マメ科の一年草である。茎は有毛の蔓性で直立または匍匐する。草丈は30~100㎝程度となる。葉は卵形或いはほぼ菱形の3枚の小葉からなり、長い葉柄を持つ。花は黄金色とも言える鮮黄色で、蝶形花となる。花後の果実は長さ4~6㎝程度の莢果であり、種子はくすんだ黒色である。
履歴 我が国ではこれまであまり栽培されることのなかった豆の一種である。しかし、インドを中心にその周辺諸国では重要な食材として伝統的に栽培が成されてきた農作物である。我が国では、戦後、それも昭和40年代初頭よりタイやミャンマー等から輸入されて消費が急増して、通称「ブラックマッペ」の流通を始めている。それは、中華料理等に用いられる萌やしの原料として用いられてからのことである。昭和60年代に入ると、一般家庭向きにスーパーマーケット等の店頭にも並ぶ程になっている。それまで、萌やしと云えば大豆が使われてきたが、生産コストの面で、ブラックマッペが登場すると豆萌やしは影を潜める結果となっている。因みに、本種の普及と共に、リョクトウ(緑豆 学名:Vigna radiata)も萌やしの重要な原材料と化している。緑豆の萌やしは太く、色白で、噛んだ時のシャキシャキ感に富んでいる。主に関東地方ではリョクトウの萌やしが用いられることが多いようである。一方、ケツルアズキ、つまりブラックマッペの萌やしは細く、長く、独特の風味を有する点で好まれるが、概して関西地方では、ブラックマッペによる萌やしがより好まれているようである。蛇足ではあるが、因みに、萌やしの材料としてはこの他にソバアルファルファ(=ムラサキウマゴヤシ)の萌やしも近年脚光を浴びている。特にアルファルファの萌やしや極細なのでサラダ等に用いられることが多い。
県花・国花
古典1
古典2
季語
備考