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検索名  ケリドニウム・マユス   
和名jp クサノオウ(ヨーロッパ種)
撮影者:ポルトガル在住 武本比登志/睦子様



撮影地:ポルトガル・ベイラ地方





漢字表記 草黄・草王
別名・異名
other name
ケリドニウム・マユス
古名
old name
語源
etymology
和名は、一説には丹毒瘡に効用があるため瘡(くさ)の王からの転訛とも。また、別には、草が黄色の汁を出すからとも言われている。
属名はギリシャ語のchelidon(=ツバメ)に由来している。アリストテレスの命名と言われているが、母ツバメがこの植物の汁でひな鳥の目を洗い視力を強めるという言い伝えに因んでいるという。
種小名は「より大きい」の意。
学名sn Chelidonium majus
英名en Tetterwort
Nipplewort
Swallowwort
Greater celandine
Celandine poppy
仏名fr Grande Chélidoine
Grande Éclaire
herbe aux verrues
Chélidoine majeure
Herbe aux boucs
Hherbe de l'hirondella
Herbe de Sainte-Claire
Lait de sorcières
Sologne
Félongène
Felougne
Clareto
Herbe à la vue
herbe à cors
独名de Schellkraut
Warzenkraut
Goldkraut
伊名it Chelidonium majus
西名es Celidónia
herba d'orenelles
herba de les berrugues
herba de les orenetes
heraba dels ulls
葡名pt Erva-andrinha
Celidónia
Cerdronha
Cerudia
Erva-das-verrugas
Leitaria
Quelodónia
Caredona
Ceruda
漢名ch 白屈菜
植物分類 ケシ科クサノオウ属
園芸分類 二年生草本
用途use 野草/薬用
原産地
distribution
ヨーロッパ~北アフリカ
花言葉 思い出
解説
descripttion
クサノオウ(ヨーロッパ種)は、ケシ科の二年草である。本種は、我が国に自生の見られるクサノオウ(Chelidonium majus ver asiatica)種に対して分類上は母種となる。草丈は30~80㎝程度となる。茎は軟弱で基部では白色を帯びる。枝や葉が傷つくと横橙色の液体が出る。根出葉は頭大羽状葉でロゼットを作る。茎葉は、最大で35㎝程度となり、羽状に5~9裂し、各裂片は更に浅裂する。葉には長さ2~10㎝の葉柄が伴い茎に互生する。茎や葉柄には白色の長細毛が密生する。5~6月頃、茎頂に散形花序を出し、径2㎝程度で黄色の4弁花をつける。花後には、長さ2~5㎝程度で棒状の蒴果をつける。我が国に自生するクサノオウは花粉が不燃性である場合が多く、結実率が引くが、本種の場合、ほぼ100パーセントの結実率となる。
履歴
県花・国花
古典1
古典2
季語
備考 有毒植物(全草)