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和名jp カルドゥウス・テヌイフロールス 
漢字表記  撮影者:ポルトガル在住 武本比登志/睦子様

撮影地:ポルトガル コスタ・アズール地方



白花種:撮影地・ベイラ地方↓

別名・異名
other name
古名
old name
語源
etymology
和名は学名の音読みから。
属名はギリシャ語のkardos(=刺)を語源としている。
種小名は「細い花の、薄い花の」の意。
学名sn Carduus tenuiflorus
英名en Slender-flower thistle
Sheep thistle
Shore thistle
Winged plumeless thistle
Winged slender thistle
Winged thistle
仏名fr Chardon à petis capitules
Chardon à capitules grêles
Chardon à petites fleurs
独名de Dunnkopfige Distel
Schmalkopfige Distel
伊名it Vardo minore
Cardo a capolini gracili
西名es Cardo de flor esbelta
Cardo de oveja
Cardo de orilla
Cardoesbelto
葡名pt Cardo
Card-anil
Cardo-azul
漢名ch 絲毛飛廉
植物分類 キク科ヒレアザミ属
園芸分類 越年生草本
用途use
原産地
distribution
南西ヨーロッパ~北アフリカ
花言葉
解説
description
カルドゥウス・テヌイフロールスは、キク科の越年草である。本種は、原産地の項に記した地で、日当たりの良い原野や路傍等に自生の見られる野草である。茎は直立し、草丈は2mを超えることもあるという。茎には翼があり、長さ数センチに及ぶ刺が周囲を覆っている。葉は、長さ10~20㎝程度の全体的には長楕円形であるが、縁部が深裂し、各裂片の縁部には鋸歯があり、それぞれの先端部には鋭い刺がある。つまり、茎も葉も鋭い刺に覆われていることになる。蕪の葉は大きいが、茎葉は上部に行くほど小さくなり、やがて茎葉は見られなくなる。その代わりに、茎には上述の通り翼がつくことになる。この翼は、葉が退化したものと推測される。5~7月頃、茎上部に総状花序を出し、径2㎝程度で桃紫色(希に白花種もある)の花を密着させて数個つける。花の下の苞に相当する部位にも鋭い刺が多数ある。花後には、幾分硬質の冠毛をつけた種子が風で飛散する。
履歴 本種は、今日、マクロネシア・南アフリカ・印度・オーストラリア・南米・北米等では帰化状態にある。
県花・国花
古典1  
古典2  
季語  
備考 因みに、下から2段目の図で、後方に見える樹木はコルク林である。