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和名jp ビャッコイ
漢字表記 白虎藺
別名・異名
other name
古名
old name
語源
etymology
和名の語源については履歴欄参照下さい。
属名は、ギリシャ語のisos(=等しい)とlepis(=鱗)の合成語から。
種小名は「厚味のある」の意。
学名sn Isolepis crassiuscula
撮影者:東京都 山口米子様
英名en Alpine club-rush
仏名fr
独名de
伊名it 撮影地:小石川植物園
西名es
葡名pt
漢名ch
植物分類 カヤツリグサ科ビャッコイ属
園芸分類 多年生草本
用途use
原産地
distribution
日本(福島県白河市)/オーストラリア・パプア・ニューギア
花言葉
解説
description
ビャッコイは、カヤツリグサ科の多年草である。原産地の項に記したように、本種は、オーストラリアやパプア・ニューギアと我が国の福島県とで隔離分布している。本種は、福島県の清水清流中に希に見られ、茎は蔟生し、丸味があり、軟質で、葉を互生する。葉は、長さ5~15センチ、幅0.8~2㎜程度の線形で、厚味があり、背面は丸味を帯び、平滑である。8~9月頃、長さ5~15㎝程度の花茎を伸ばし、茎頂に1個の穂をつける。穂は、長さ5~8㎜程度の長楕円形で、先端部は幾分尖り、灰緑色を帯びた花からなる。花後の痩果は、長さ1.5ミリ程度の長倒卵形で、灰緑色地に密に細点を持つ。
履歴 明治34、35年(1901、1902)頃、鈴木貞次郎・清水伝吉(当時12、3歳頃)が採取し、福島師範学校の植物教室に照会した。その際、採集日・採取地をつけずに、会津若松市の「戸の口原」の標本と一緒に牧野富太郎博士の下に送られ、牧野博士は、会津から送られてきたものと思い、会津に因んで「ビャッコイ(白虎藺)」と命名したのが、和名の由来であるという。
環境省RDB:絶滅危惧ⅠA類(CR)
県花・国花
古典1
古典2
季語
備考