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検索名 パフィオペディルム・サンデリアヌム   
和名jp オバケトキワラン
撮影者:東京都 中村利治様

サンシャイン蘭展会場にて
漢字表記 お化け常磐蘭
別名・異名
other name
パフィオペディルム・サンデリアヌム 
古名
old name
語源
etymology
和名は、異様な花姿のトキワラン(パフィオの和名)の意から。
属名は、ギリシャ語のPaphos(=ビーナス)とpedilon(=サンダル)の合成語から。
種小名はイギリスのラン蒐集家F.Sander卿への献名。
学名sn Paphiopedilum sanderianum
英名en Sander's Paphiopedilum
仏名fr
独名de
伊名it
西名es
葡名pt
漢名ch 桑德氏仙履蘭
植物分類 ラン科パフィオペディルム属
園芸分類 多年生草本
用途use 鉢植え
原産地
distribution
マレーシア
花言葉
解説
description
パフィオペデルム・サンデリアヌムはラン科の多年草である。本種は履歴の項にも記したが、世界で最も長い花弁を持つランとして知られている。ただ、発見後、長いこと、本種の確認が出来なかったために、存在そのものさえもが疑われてしまったという。本種の花弁の長さは90㎝にも及び下垂するが、何故そのような構造になったかも論議の対象とされたのであった。本種は、ボルネオ島の標高150~900m級高地の石灰岩地に自生が見られるという。当初は、地上のアリを受粉媒介者として招くためではないかとの議論があったが、原産地は崖の斜面であり、長い花弁は、下垂し、風に揺れるだけであり、アリは該当しないということになったという。結果的に、捩れたリボン状の花弁は膜質でもあり光沢があることから、ヒラヒラと風に揺れることで昆虫たちに開花を知らせているのではないかというのが現在の定説になっているようである。葉は濃緑色の線形で、中央部が下方に凹みを見せるため中折れ状となる。開花時には50~60㎝程度で紫褐色の花茎を立ち上げ2~5個の径10㎝前後程度の花をつける。本種は、その異様な花姿から「オバケトキワラン」の和名を持つ。
履歴 本種は、イギリスのラン・コレクターとして著名なF.Sander氏によって送られたラン・ハンターJ.Foerstermann卿によってボルネオ島で1885年に発見されている。世界で最も花弁の長い花として脚光を浴びたが、その後、ほぼ100年間同種を確認できなかったたために、その存在の信憑性そのものが疑われてきたという。
県花・国花
古典1
古典2          
季語
備考