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検索名  バケツラン 
和名jp コリアンテス・マスターシアーナ※履歴欄
漢字表記
別名・異名
other name
バケツラン※備考欄
古名
old name
語源
etymology
和名は学名の音読みから。
属名は、ギリシャ語のcorys(=兜、ヘルメット)とanthes(=花)の合成語から。
種小名は19世紀イギリスのラン関連図書の出版社名に因んでいる。
学名sn Coryanthes mastersiana
撮影者:東京都 山口米子様
英名en Master's Coryanthes
Backet Orchid
仏名fr
独名de 撮影地:神代植物公園
伊名it
西名es Cuchrón
葡名pt
漢名ch 吊桶蘭
植物分類 ラン科コリアンテス(バケツラン)属
園芸分類 多年生草本
用途ch 鉢植え
原産地
distribution
コロンビア~エクアドル
花言葉
解説
description
コリアンテス・マスターシアーナはラン科の多年草である。本種は、原産地の項に記した地の標高700mまでの低地に広がる熱帯雨林地帯・マングローブの湿地帯・小河川の堤防等の樹木に着生するランである。株基に紡錘形の偽鱗茎を持ち、2個の薄質で広楕円形の葉を出す。原産地での開花期は晩冬~初冬で、長さ30㎝程度の花茎を下垂し、その先に、7.5㎝程度の花をつける。開花時には芳香を放つ。本種を含むコリアンテス(Coryanthes)属は、南米の熱帯地域に自生の見られる着生ランであるが、その得意な唇弁の構造が桶に似ていることから、我が国ではバケツランと呼ばれている。バケツランはその花の特殊な構造と受粉形式とが注目され、ダーウィンその他多数の生物学者が研究対象としたことでも知られている。偽鱗茎は卵形で、革質で光沢のある長楕円形の葉を頂生する。花茎は偽鱗茎の基部から下垂し、複雑な構造で大形の花をつかる。萼片は翼状と化し、花弁は小さい披針形で、唇弁が得意な構造を見せる。ヘルメットを逆さにしたような先端部に根元から蜜が滴り落ち、媒介虫を誘うという。弁質は薄く、花の寿命も短いが開花時には芳香がある。
履歴 掲載した写真は神代植物園で栽培されているコリアンテスであるが、和名の項に記した原種でがなく、下記に示すハイブリッド種である。
   Coryanthes mastersiana × Stanphopea reichenbachiana
県花・国花
古典1
古典2
季語
備考 別名の項に「バケツラン」と記したが、掲載した種以外にもコリアンテス属のランは「バケツラン」と呼ばれる。つまりコリアンテス属ランの総称が「バケツラン」と言うことになる。