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和名jp ウトリクラリア・ムルチフィダ
漢字表記
撮影者:愛媛県 日原由紀子様

撮影地:西オーストラリア州
スターリングレンジ国立公園
別名・異名
another name
古名
old name
語源
etymology
和名は学名の音読みから。
属名は、ギリシャ語のUtricularia(=小気泡)を語源とし、葉の付いた小さい捕虫嚢を示している。
種小名は「多裂の」の意。
学名sn Utricularia multifida
英名en Pink petticoat,
Fairy aprons
仏名fr
独名de
伊名it
西名es
葡名pt
漢名ch
植物分類 タヌキモ科タヌキモ属
園芸分類 多年生草本
用途use 鉢植え
原産地
distribution
オーストラリア
花言葉
解説
description
ウトリクラリア・ムルチフィダは、タヌキモ科の多年草である。本種は、オーストラリア大陸の南西部の沿海地で、岩礫質な砂壌地の湿地や特に冬場に多湿となるような場所に自生の見られる野草である。概してタヌキモの仲間は水生植物であり、浮遊生の植物であるが、本種は、地生植物である。葉は、軟質で長い葉柄を持った匙形で多数根出し,地面にロゼット状となる。草丈は0.5〜30o程度となる。原産地オーストラリアでは7〜12月頃、花茎を立ち上げ、その上部に総状花序を出し、先端に径12o程度でピンク〜白色の花を数個つける。花冠は3裂して、中央の裂片が垂れ下がるか、前方に突き出るような形状となるために、原産地では、英名の項にも記したように、Pink petticoatdearutoka、Fairy aprons等と呼ばれている。本種の花は、遠目には、ラン科の花の様にも見える花姿である。我が国にも自生の見られるタヌキモと同様に本種も食虫植物である。土壌の栄養が貧質な場所に生えるために、食虫することにより栄養を補給していると言われている。本種は、概して群落を構成する事が多い。
履歴
県花・国花
古典1
古典2
季語
備考