←トップ頁へ

和名jp ウスゲサイシン
 撮影者:東京都 中村利治様

↑撮影地(全5図):東京都立薬用植物園↓

撮影者:千葉県 三浦久美子様↓


漢字表記 薄毛細辛
別名・異名
other name
古名
old name
語源
etymology
属名は、ギリシャ語のa(=無)とsaroein(=装飾)の合成語からで、花が半ば地下に埋もれて開花することから。また、別説では、asaron(=枝を打たぬ)を語源とし、根茎が分岐しないからともいう。
種小名は「カンアオイ属(Heterotropa=狭義のカンアオイ属※履歴欄参照)に似ている」の意。
変種名は「(韓国)ソウルの」の意。
学名sn Asarum heterotropoides var. seoulense※履歴欄参照 
英名en
仏名fr
独名de
伊名it
西名es
葡名pt
漢名ch 毛柄細辛
植物分類 ウマノスズクサ科カンアオイ属
園芸分類 多年生草本
用途use 路地植え・鉢植え・薬用
原産地
distribution
朝鮮半島、中国
花言葉 勇気
解説
description
ウスゲサイシンは、ウマノスズクサ科の多年草である。本種は、学名欄や原産地欄から理解できるように大陸産である。現在の分類上では、我が国の本州・東北北部・北海道・千島列島~サハリンに自生の見られるオクエゾサシンの変種として位置づけられている。しかし、漢方薬の世界で「細辛」と言えば、本来的には本種を意味することになる。草丈は10~20㎝程度。根際から幾分緑色を帯びた明るい黄褐色の葉柄を出し、その先に円心形の葉を付ける。4~5月頃、花茎の先に明るい紫褐色で壺形の花を付ける。花冠は大きく3裂し、裂片は三角状で先端部は尖り、内側は白色となる。 
履歴 ※カンアオイ属は、花の構造等から次のように分類されることもある。
 フタバアオイ属(asarum)・ウスバサシシン属(Asiasarum)・カンアオイ属(Heterotropa)・Hexastylis(北米産)・エクボサイシン属(Geataenium)
しかし、現在の分類系統学の研究成果から、上記5属はすべてAsarum属にまとめられている。環境省のレッド・データ・ブックでもどれもAsarumとしてまとめて表記されている。
県花・国花
古典1
古典2
季語
備考