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和名jp オオトウワタ
撮影者:東京都 中村利治様

 撮影地:小石川植物園


漢字表記 大唐綿
別名・異名
other name
アスクレピアス・シリアカ
古名
old name
語源
etymology
和名は大型のトウワタの意から。因みに「唐綿」では、唐は渡来植物を示し、綿は花後の種子についた綿毛を綿の混ぜ物にしたことによる。
属名に見られるAsclepiasは、ギリシャの医師アエスクラピウスの名に因んでいる。この植物の根茎は有毒だが、民間薬としても用いられたということと関係がありそうだ。
種小名は「シリア産の」の意。本種は、北米産であるが、リンネの誤認により小アジア産とされたとか。
学名sn Asclepias syriaca
英名en Common milkweed
Common silkweed
Silk grass
Virginia silk
Silky swallow wort
Virginia silk
仏名fr Asclépiade commune
Herbe aux perruches
Herbe à la ouate
独名de Seidenpflanze
伊名it Pianta dei pappagalli
西名es
葡名pt
漢名ch 叙利亜馬利筋
植物分類 キョウチクトウ科(←ガガイモ科トウワタ属)
園芸分類 多年生草本(または低木)
用途use 花壇/切り花/薬用/綿の混ぜ物(冠毛)
原産地 
distribution
カナダ~アメリカ 
花言葉 行かせて下さい
解説
description
オオトウワタは、キョウチクトウ科(←ガガイモ科)の多年草である。草丈は50~150㎝程度。茎を切ると乳液状の汁が出るので、アメリカではMilkweedの名を持つ。葉は、長さ20㎝、幅6.5㎝程度の長楕円形~披針形で先端は鋭頭、茎に対生する。6~7月頃、葉腋から集散花序を出し、暗紫色の花をつける。花冠は5深裂し、幾何学的な5角形状の花を多数密着してつける。果実には白色で絹糸上の冠毛を持った種子がある。冠毛については、ガガイモの頁を参照下さい。
履歴 我が国へは熱帯アメリカ産種(A.クラサビカ=トウワタ)が天保13年(1842)に渡来し、北米原産種(A.シリアカ=オオトウワタ:本種)が明治の中頃に渡来し、等しく北米原産種のA.チューベローサ(=ヤナギトウワタ)が大正末期に渡来している。
県花・国花
古典1
古典2
季語
備考 ※根茎は有毒