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和名jp エゾシロネ
撮影者:茨城県 小野勝男様

撮影地:水戸市・植栽品
漢字表記 蝦夷白根
別名・異名
other name
古名
old name
語源
etymology
和名は、概して寒地に多く見られるシロネであり、我が国では北海道に多く自生することから。因みにシロネとは地下茎が肥大してが肥大して白色であることから。
属名はギリシャ語のlycos(=オオカミ)とpous(=足)の合成語で、葉の形状から。
種小名は「単花の」の意。
学名sn Lycopus uniflorus
英名en Northern bugweed
Northern water-horehound
One-flowered bugweed
One-flowered wate-horehound
Tuberous water-horehound
仏名fr Lycope à une fleur
独名de
伊名it
西名es
葡名pt
漢名ch 小花地瓜苗
植物分類 シソ科シロネ属
園芸分類 多年生草本
用途use 食用(地下茎)/薬用
原産地
distribution
日本(北海道・本州・四国・九州)/千島列島/朝鮮半島/中国/サハリン/シベリア/カナダ/アメリカ
花言葉
解説
description
エゾシロネははシソ科の多年草である。原産地の項に記した地で、概して水湿地に自生の見られる野草である。概して我が国では北海道、北米ではカナダ、ロシアのシベリア地方等の寒地に多く自生することで、和名では「エゾシロネ」と呼ばれている。草丈は20~50㎝程度となる。茎は直立し、シソ科特有の傾向として4稜を持つ。葉は長さ2~6㎝程度の卵形~長楕円形で、縁部に粗鋸歯があり、基部では葉柄状に狭まり茎に対生する。8~9月頃、葉腋に長さ2㎜程度の唇形花をまとまってつける。花冠径は2㎜程度で、花色は白色。花後には長さ1~2㎜程度の果実をつける。以下は、写真提供者が、ご自宅で愛培していての観察結果からであるが、先ずは、茎頂が伸展し、地に着くと、その地下茎の先端部は肥大するという。更に、葉腋に花がつくが、その部位が変化して地下茎を出すという。(下欄掲載の写真参照下さい。)
履歴 国際自然保護連合(IUCN)レッド・リストでは、本種を近い将来絶滅を危惧される種(LC)に指定している。
 写真1  写真2
 写真3 写真4 
 
写真5