和名jp | アズテキウム・ベニカゴ | |
漢字表記 | アズテキウム・紅籠 | |
別名・異名 other name |
アズテキウム・ヴァルデジー | |
古名 old name |
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語源 etymology |
和名に見られる「紅籠」は、柱体の形状からの命名だろうか? 属名は、メキシコ先住民の文化アステカ(Azteca)をラテン語表記したものである。本属のサボテンがメキシコに自生、サボテン表皮が多数の輪が重なっているかのように見える様子がアステカ人の入れ墨に似ていることを示している。 種小名は、本種を2011年にメキシコで発見した生物学者Mario Albelt Valdeé Marroquín氏への献名。 |
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学名sn | Aztekium valdezii | 撮影者:東京都 山口米子様 |
英名en | ||
仏名fr | ||
独名de | ||
伊名it | 撮影地:神代植物公園 | |
西名es | 多肉植物展 | |
葡名pt | ||
漢名ch | 五星花籠 | |
植物分類 | サボテン科アズテキウム属 | |
園芸分類 | 多年生草本 | |
用途use | 鉢植え | |
原産地 distribution |
メキシコ | |
花言葉 | ||
解説 description |
ズテキウム・ベニカゴは、サボテン科の多年草である。本種は、メキシコのヌエボ・レオン州東シエラ・マドレ山脈の標高600~700m程度の石灰岩地帯の崖上に自生するという。根は単純な繊維状で茎との境目では肥厚する。本種は、上から見れば五角形となる。つまり植物体は5角柱状と言える。草丈は1~6㎝、径6㎝程度の小形のサボテンである。本種の場合、成長限界を超えると、株元に子株を設け、群落を構成するようになる。植物体は球形に始まり、やがて上述のように5角柱状に成長する。表皮は厚味のある横襞状となる。極端な言い方をすれば緑色の横襞を重ねたような形状となる。そして、その様子が、メキシコのアステカ人が腕に入れる入れ墨の模様に似ていることが属名の謂われとなっている。柱体には5個の稜があることになる。柱体上部の稜の上には長さ6~11㎜程度で、捻れていて、上方に湾曲した刺を持つ。本種は、晩春から初夏にかけて開花する。柱体頂部に長さ1㎝、径1.5~2.5㎝程度で筒状の赤紫色花をつける。花弁数は9個で、底白となる。花後には丸味を帯びた果実をつけるが、大きさや形状には個体差があるという。種子は長さ0.4~0.7㎜、厚み0.4~0.7㎜程度の不透明な焦げ茶色で卵形となる。 | |
履歴 | アズテキウム属は2種類の小サボテンが含まれる。1929年にF.Ritterによって発見され、1足1種とされていた。だが、その後、George S.Hintonによって第2の種(Aztekium hintonii)が発見され、更に、2011年に本種が発見され、2012年にAztekium vardesiiと命名されている。 | |
古典1 | ||
古典2 | ||
季語 | ||
県花・国花 | ||
備考 |