和名jp | アツミゲシ | ↑撮影:GKZ/群馬県○○沼畔※備考欄↓ 撮影者:千葉県 三浦久美子様↓ 撮影地:熊本県玉名市↑ |
漢字表記 | 渥美罌粟 | |
別名・異名 other name |
パパウェル・セティゲルム セティゲルム |
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古名 old name |
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語源 etymology |
和名は、昭和39年(1964年)に、本種が愛知県渥美半島の沿岸部で帰化状態にあることが最初に確認されたことから。 属名は、papa(=粥)に由来したラテン古名。ケシの乳汁に催眠作用があることから、粥に、混ぜて子どもを眠らせたという。 種小名は「剛毛を持つ」の意。 |
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学名sn | Papaver setigerum (=Papaver somniferum subsp. setigerum)※履歴の項参照 |
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英名en | Wild poppy | |
仏名fr | Pavot à soles | |
独名de | Schlaf-Mohn | |
伊名it | Papaver setoloso Papaver nigrum |
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西名es | Adormidera Amapola real |
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葡名pt | Papoli Papoula Papoila-dormideira Dormideira-brava Domideira-dos-jardins Dormideira-das-boticas |
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漢名ch | 渥美罌粟 剛毛罌粟 |
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植物分類 | ケシ科ケシ属 | |
園芸分類 | 一年生草本 | |
用途use | 薬用 | |
原産地 distribution |
地中海沿岸 | |
花言葉 | 忘却 | |
解説 description |
アツミゲシは、ケシ科の1年草である。茎は直立するが、草丈は、80㎝程度までであり、ケシ(Papaver somniferum)が1m以上にも及ぶので両者を比較すると小形であると言える。茎の上部には剛毛がある。葉は緑灰色の狭心形で、大きな欠刻をもち、先端部分には剛毛がある。葉の縁には鈍鋸歯がある。葉の基部は耳状に茎を抱き、茎に互生する。4~6月頃、茎頂に径5㎝前後程度の4弁花をつける。花には異臭がある。果実は径1.5㎝程度の長球形である。種子は黒色の小粒である。 本種はモルヒネ等のアルカロイドを含み麻薬効果をもたらす。 | |
履歴 | 1 語源の項と重複するが、本種は、昭和39年(1964年)に、本種が愛知県渥美半島の沿岸部で帰化状態にあることが最初に確認されている。しかし、本種は我が国では、「あへん法律」(1954年)で栽培が原則禁止とされている。そのため、駆除が行われたが、その後も、飼料や牧草等の輸入に伴って何度も侵入を繰り返し、各地で帰化状態にある。 2 本種は、ケシ(Papaver somniferum)の原種としてみなされた時期があり、Papaver somniferum subsp. setigerumという学名表記もされたが、近年のDNA分析結果別の種であると言うことが判明し、現在はPapaver setigerumとして独立している。 |
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県花・国花 | ||
古典1 | ||
古典2 | ||
季語 | ||
備考 | ※掲載した写真(上5図)は日頃散歩をしている某沼の畔で偶然目にしたものである。数年間、同じコースを散歩しているが、昨年までは、目にすることは無かった。因みに、昨年、同所は護岸工事が行われている。本件に関しては所轄官庁に報告済みである。 | |
撮影者:神奈川県 池田正夫様↓ ↑撮影地:多摩川畔↓ |
撮影地:都立薬用植物園↑ |