検索名 | アスパラガス・アスパラゴイデス | |
和名jp | クサナギカズラ | 撮影者:愛媛県 日原由紀子様撮影地:オーストラリア・パース |
漢字表記 | 草梛蔓・草竹柏蔓 | |
別名・異名 other name |
アスパラガス・アスパラゴイデス アスパラガス・スマイラックス スマイラックス |
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古名 old name |
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語源 etymology |
和名は、葉の形状がマキ科のナギに似ていることから。 属名は、「激しく裂ける」の意のギリシャ古名asparagosに由来している。 種小名は「アスパラガス擬の、アスパラガスに似て非なる」の意。 |
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学名sn | Asparagus asparagoides | |
英名en | Braidal creeper Braidal-veil creepr Smilax asparagus Gnarboola |
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仏名fr | Florists'-smilax | |
独名de | Zierspargel | |
伊名it |
Elide pseudoasparago
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西名es | Alicacán Esparregüela |
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葡名 | Alegra-campo | |
漢名ch | 卵葉天門冬 | |
植物分類 | キジカクシ科(←ユリ科)クサスギカズラ属 | |
園芸分類 | 蔓性多年生草本 | |
用途use | ブーケ・コサージュ/鉢植え | |
原産地 distribution |
南アフリカ | |
花言葉 | ||
解説 description |
クサナギカズラは、キジカクシ科(←ユリ科)の蔓性多年草である。蔓は他物に巻き付き、長さ2~3mに至る。本種は、仮葉が大きく発達して蔓に互生する。仮葉は長さ4㎝、幅2㎝程度の卵状楕円形で、縁部は全縁、先端部は尖り、表面には平行脈が走る。仮葉の表面には強い光沢がある。冬場に、葉腋から短い花柄を伸ばしその先に緑白色で小形の筒状花を付ける。花冠は5裂する。開花時には芳香を放つ。花後には、液果をつけ暗紫色に熟す。我が国の園芸界では「スマイラックス」名で流通している。 | |
履歴 | ・我が国へは明治10年頃渡来している。 ・オーストラリアでは、本種の仮葉の強い光沢に着目し、英名の項にBraidal creeperとあるように、ブライダル・ブーケとして用いるために、1857年前後に南アフリカから導入している。その後、本種の種子が逸失し、野生化し、鳥やキツネ(※備考欄参照)、ウサギ(※備考欄参照)等によって大陸全体に広く帰化状態と化してしまっている。本種の繁殖は、他の在来種植物の根が発達するのを阻害するために、現在では、有害外来植物として指定され、様々な駆除対策が試みられている状況にある。 ・オーストラリアの隣国ニュージーランドでもオーストラリアと同様の状況にある。 |
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県花・国花 | ||
古典1 | ||
古典2 | ||
季語 | ||
備考 | ※オーストラリアには、元来、キツネは自生していなかった。英国から移民した人々並びにその子孫達は、ヨーロッパ・スタイルの狩猟スポーツに憧れ、実行するために、キツネをヨーロッパから導入して、狩猟を楽しむこととなった。しかし、その結果、野生化したキツネによって在来の鳥獣達が捕食されるに至り、政府は、「キツネ狩り」を禁止することとなり、野生化したキツネも駆除されている。 「キツネ狩り」をスポーツとして楽しんだ人々は、今度は、在来の鳥獣達に危険が及ばないようにと考え、ウサギをヨーロッパから導入し、野に放ち、今度は「兎狩り」を楽しむこととなった。だが、現在は、野生化したウサギの撒き散らしたウィルスが在来の生物に悪影響を与えていることが重要視されている状況にある。 |