和名jp | アサ | 撮影者:埼玉県 勝安房様↑ ↑撮影者:千葉県 三浦久美子様↓ ↑撮影地(全図):都立薬用植物園↓ |
漢字表記 | 麻 | |
別名・異名 other name |
アサヲ(麻苧) マ(麻) マソ(真麻) |
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古名 old name |
ソ(麻) ヲ(麻) ヲ(苧) |
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語源 etymology |
和名は「青麻(アオソ)」の省略で、多少緑色を帯びた皮の繊維すなわち「ソ」から出た名である。 属名はアサのペルシャ名(kanb)から転じたギリシャ古名。 種小名は「栽培された」の意。 |
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学名sn | Cannabis sativa L. | |
英名en | hemp | |
仏名fr | chanbre | |
独名de | Hanf | |
伊名it | canapa | |
西名es | cánamo | |
葡名pt | canhamo | |
漢名ch | 麻 | |
植物分類 | アサ科アサ属 | |
園芸分類 | 一年生草本 | |
用途use | 繊維/小鳥の餌/薬用/マリファナの原料。 | |
原産地 distribution |
中央アジア | |
花言葉 | 運命(英)※/必需品(仏) | |
解説 description |
雌雄異株の一年生植物。植物全体に特異な臭いがある。茎は密着すると直立して草丈2,3mにも生長する。葉は長い柄の掌状複葉で対生する。夏に開花し、雄花は淡黄緑色、雄花は緑色。果実はやや扁平な卵円形で、灰白色または灰黒色である。 | |
履歴 | アサは人類が繊維を得るために最初に栽培した植物の一つである。すでに紀元前4千年頃ボルガ川流域で栽培されていた。中国では紀元前2千8百年前頃から、わが国では奈良時代にはすでに栽培の記録がある。 | |
県花・国花 | ||
古典1 | 『万葉集』、『古今集』、『土佐物語』、『枕草子』、『今昔物語』、『太平記』、『新古今集』、『平家物語』、『蕪村句集』 | |
古典2 | 『延喜式』、『本草和名』、『倭名類聚鈔』、『下学集』、『大和本草』、『和漢三歳図会』、『本草綱目啓蒙』 | |
諺 | ・麻柄に目鼻をつけたよう→痩せて骨ばかりの人をたとえた言い方 ・麻のごとく→世の中が乱れていることの形容 |
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成句 | ・麻の中の蓬(荀子勧学篇)→環境がよく善良な交友を得ればその感化を受けて育つの意。・ | |
季語 | 夏、秋(実) | |
備考 | ※麻糸が安価で丈夫なことから、絞首刑に用いられたことに由来しているという。 |
『パイプのけむり』 | 巻数 | 頁数 | タイトル | |
15 | 208 | 「黄槿」 |