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和名jp イネ   
↑ 撮影:GKZ/館林市にて ↓

撮影者:千葉県 三浦久美子様↓

撮影地:千葉県成田市↑
  撮影地:神代水生公園↑
撮影者:神奈川県 池田正夫様↓

撮影地:弥富市↑
漢字表記
別名・異名
other name
タナツモノ(穀)
タノミ(田実)
トミグサ(富草)
古名
old name
イナ(稲)
シネ(稲)
イナ(伊奈)
語源
etymology
和名は、飯寝(イイネ)の略、命根(イノチネ)の略、生根・息根(イキネ)の略、美苗(イツクシナ)の略、飯芽(イヒノメ)の略と様々な説がある。また、別には、「イ」とは「息」・「命」であり、「ネ」は「基」つまり命の継続する基の意であるとも。
属名はアラビア語のeruz(=米)を語源としている。
種小名は「耕作された、栽培された」の意。
学名sn Oryza sativa L.
英名en rice
仏名fr riz
独名de Reis
伊名it riso
西名es arroz
葡名pt arroz
漢名ch
植物分類 イネ科イネ属
園芸分類 一年生草本
用途use 食用/酒/醤油/味噌/菓子/糊/飼料/化粧料/畳床/敷藁/蓆/縄
原産地
distribution
インド/中国西南部
花言葉 神聖
解説
description
イネにはアジアイネとアフリカイネの2種があり、世界各地で穀物として栽培しているのはほとんどアジアイネである。イネの特徴は高温多湿地が栽培の適地であると言うことである。現在麦と並んで2大穀物として世界の人々に食されている。我が国においては、イネは基本的な農作物であるために、イネ栽培にまつわる民俗行事が今も伝統的に残されている。また、農耕儀礼に伴う信仰も同様である。
履歴 イネは弥生時代に栽培が始まり、奈良時代までには粳(うるち)・糯(もちごめ)が栽培されるようになり、平安時代には早稲(わせ)・中稲(なかて)・晩稲(おくて)等の品種も登場し、鎌倉時代中期には陸稲(おかぼ)が登場している。
県花・国花
古典1 『古事記』、『日本書紀』、『出雲風土記』、『播磨風土記』、『万葉集』、『古今集』、『枕草子』、『源氏物語』、『蜻蛉日記』、『和漢朗詠集』、『新古今集』、『山家集』、『平家物語』、『徒然草』、『御伽草子』、『日本永代蔵』、『芭蕉句集』、『蕪村句集』、『一茶句集』
古典2 『倭名類聚鈔』、『大和本草』、『物類品隲』、『物品識名』
・青田と赤子は褒められぬ→未だ実る前の稲田の出来の良いのはあてにならない、少年時代  に賢そうに見えても成人になると凡人になることが多くこれまたあてにならない。
・青田から飯になるまで水加減
・陸田豊年米食わず→陸稲の出来の良い年は水稲が不作となる、つまり、世の中は良いことず くめというわけには行かないの意。
・糠に釘→手応えのないこと、効き目のないことのたとえ。
・糠の中で米を探す→ほぼ不可能なことのたとえ。
・藁にも縋る→人は追い詰められたときにはどんなものにでも助けを求めてしまうの意。
・藁苞(わらずと)に黄金→容れ物は粗末だが中身が素晴らしいことのたとえ。
・藁苞(わらずと)に国傾く→賄賂が横行すると国が滅びるのたとえ。
・藁千本あっても柱にならぬ
季語 秋(花・実)
備考