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検索名 イチョウシダ(銀杏羊歯)  
和名 ハコネシダ  
漢字表記 箱根羊歯  
別名・異名 ハコネソウ(箱根草)/イチョウシダ(銀杏羊歯)/オランダソウ(阿蘭陀草) 
古名   
語源 和名は、江戸時代に来日し、オランダ商館に勤務したドイツ人医師・博物学者でもあり、エンゲルベルト・ケンプフェル(Engerlbert Kaempfer)が、神奈川県箱根山で採取し、「産前産後の特効薬」と称したことから、当時の本草学者が注目したことによる。/属名のAdiantumとはギリシャ語のa(=無)とdiantos(=濡れる)の合成語で、「濡れない」という意味でとなる。水をはじいてしまう性質を有することから。/種小名は「単蓋の」の意。
学名 Adiantum monochlamys
英名
仏名
独名 撮影地:山形県尾花沢市
伊名 銀山温泉郷白銀の滝畔
西名
葡名
漢名 石長生、単蓋鉄線蕨
植物分類 イノモトソウ科ホウライシダ属
園芸分類 常緑羊歯植物
用途 薬用(葉)
原産地 日本(本州以西※備考欄参照)、台湾、朝鮮半島、中国
花言葉
解説 ハコネシダは、イノモトソウ科の夏緑シダである。概して崖や岩上に自生の見られるシダである。葉身は3〜4回羽状に常緑シダである。根茎は横走するか斜上し、多数の葉を付ける。根茎の表面には黒褐色の毛が覆う。葉は、全体的には20〜40p程度となる。葉身は3〜4回羽状複葉となり、先端部には殆ど同じ大きさの小葉が付く。小葉はイチョウの葉に似ている。葉の先端部には鋸歯が入る。葉は厚味はないが葉質は硬い。表面に光沢は無く、縁部は幾分裏面に向かって巻き込みがちの傾向を見せる。胞子嚢群は小葉の裏側に1〜2個つく。 
履歴  
県花・国花  
古典  
季語  
備考 ※一般的に本種の分布域は関東以西と言われているが、現在の時点では、北限は岩手県宮古市とされている。