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和名jp ヤポンノキ
漢字表記 ヤポンの木
別名・異名
other name
古名old name
語源
etymology
和名は、英名yauponの音読みからで、英名は本種に対するアメリカ先住民カトーバ族の呼び名Yopún(=木)を語源としている。この木の樹皮から昔は鳥もちを得たことから。
属名セイヨウヒイラギのラテン古名から。
種小名は「吐き出す、嘔吐する」の意。※履歴欄参照。
学名sn llex vomitoria
撮影者:千葉県 三浦久美子様

撮影地:花菜ガーデン  
英名sn Yaupon
Yaupon holly
Cassina
仏名fr
独名de
伊名it
西名es
葡名pt  
漢名ch
植物分類 モチノキ科モチノキ属
園芸分類 常緑小高木
用途use 庭木(招鳥樹)/鉢植え(観葉植物)/茶(葉・若枝)
原産地
distribution
アメリカ東海岸
花言葉
解説
description
ヤポンノキは、モチノキ科の常緑樹である。樹皮は灰色で、若枝には柔細毛が密生する。樹高は5~9m程度となる。葉は、長さ1~4.5㎝、幅1~2㎝程度の楕円旗で縁部には細鋸歯を持ち、先端部は鈍頭、基部で短い葉柄に連なり枝に互生する。4~5月頃、葉腋に径5~5.5㎜程度で白色4弁の花を付ける。花後には、径4~6㎜程度でほぼ球形の果実をつけ赤熟する。本種は、我が国のツゲの近縁種であるが非常に生長が早いことでも知られている樹種であり、近年我が国の園芸界でも流通を見ている。
履歴 本種の葉や若枝にはカフェインを多量に含み、アメリカ先住民は古くから、茶として用いてきている。特に儀式には欠かせない茶であり、その儀式の始まる前には男性は嘔吐しなければならなかったという。そのためにアメリカ大陸に移住した西洋人達は、本種の葉には嘔吐する作用があると信じ込まれ、学名の種小名にvomitoria(=吐き出す・嘔吐する)のラテン語が用いられてしまったことになる。
県花・国花
古典1
古典2
季語
備考