和名jp | ヤブイバラ | 撮影者:東京都 中村利治様↑ 撮影者:東京都 山口米子様↓ 撮影地:全3図/神代植物公園 |
漢字表記 | 藪茨 | |
別名・異名 another name |
ニオイイバラ(匂薔薇) | |
古名old name | ||
語源 etymology |
和名は、ノイバラ(野茨)に対して本種は山地に自生することから。 属名はケルト語のrhodd(=赤)がギリシャ語に入ってrhodon(=バラ)となり、ラテン古語ではrosa(=バラ)となっている。つまり、本来的には「赤色」を語源としている。 種小名は明治期の博物学者だった小野職愨への献名。 |
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学名sn | Rosa onoei | |
英名en | ||
仏名fr | ||
独名de | ||
伊名it | ||
西名es | ||
葡名pt | ||
漢名ch | ||
植物分類 | バラ科バラ属 | |
園芸分類 | 落葉低木 | |
用途 use |
路地植え、薬用(果実)/バラ苗木の台木 | |
原産地 dsitribution |
日本(近畿地方太平洋側・四国・九州):日本固有種 | |
花言葉 | ||
解説 description |
ヤブイバラはバラ科の落葉樹である。本種は、原産地の項に記した地の海岸線に近い崖や山地に自生する。樹高は2~3m程度となる。葉は、奇数羽状複葉で、小葉は5~7個つく。小葉は卵形で表面には幾分光沢を持ち、縁部には細鋸歯があり、先端部は尖る。葉の裏面・葉柄には細毛が見られる。5~6月頃、枝先に径1~2㎝程度で白色の5弁花をつける。開花時には芳香を放つ。花後には、球形の偽果をつけ赤熟する。 | |
履歴 | ||
県花・国花 | ||
古典1 | ||
古典2 | ||
諺 | ・茨の中にも三年→どんなに苦しくてもじっと辛抱すればいつの日にか目的を達することが出来る ・茨も花を持つ→世間から嫌われたり、苦しい環境に在る者でも本人なりに楽しみがあると言うこと |
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成句 | ・茨の冠→受難の象徴(キリストが受難時に頭につけていたことから。) ・茨の衣(床)→苦痛に満ちた境遇を意味する。 ・茨を逆茂木にしたよう→酒がとても辛く感じしみること。 ・茨垣を裸身で潜る→きわめて苦痛なことのたとえ。 ・茨の道→人生の苦難をたとえて言う。 ・茨を負う→罪を自分の身に引き受け、苦難に耐えて生きること。 |
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季語 | 夏 | |
備考 |